◇６８話◆ ページ18
.
ゴツッ
潤「いってぇ！」
教室には鈍い音と、潤くんの声が鳴り響く。
私は隙をついて潤くんの腕から逃れ、教室の端まで避難した。
潤「…つぁ…こんの石頭…」
A「ひぃーごめんなさい…！！」←自分でやっといて涙目
潤「おっまえなぁ…」
A「やだー来ないでー(´；Д；｀)！」
一歩一歩近づいてくる潤くんから必死に逃げるけど
完全に逃げ切れるわけもなく、壁に追い詰められてしまう。
潤くんは私の顔の横に手をついて
私の逃げ道を完全にふさぐ。
潤「Aちゃん？」にこ
A「ごめんなさいーー(´；ω；｀)」
潤「じゃあ何考えてたか言おうか？」にこ
潤くん…その笑顔、目が笑ってないよー…
殺気しかみなぎってないよー…
A「…うぅ…」
潤「脱がすぞコラ。」
A「ひぃー言います言いますー！」
私がそう言うと、潤くんの顔から殺気がふっと消える。
この人には本当に逆らえない…
潤「で、何ですか？」
A「…ど…」
潤「ど？」
A「…動物…園…とか…嫌いですかね…」
潤「……え？」
目を合わせられなくて下を向いていると
潤くんの気の抜けた声が降ってくる。
潤「それってさ…デートのお誘い？」
A「…(コクリ)」
潤「……何だよ…はぁ。」
潤くんはため息をつくと手を下ろして
その手で私を抱きしめた。
一瞬のことで、戸惑いが隠せない。
A「ちょっ…潤くん？」
潤「…めっちゃ嬉しいわ。」
A「え？」
潤「行く。絶対行く。」
A「…うん。」
潤「いついく？早く行こう。」
A「えっ…と、今週末は暇です。」
潤「じゃあ日曜日、この前と同じとこね。」
A「え、あ、はい。」
ぎゅうって抱き締められて、
苦しいよって言ったら、潤くんは体を離して向かい合わせになった。
凄く嬉しそうに笑う潤くん。
さっきまでの悪魔の笑顔が嘘のようだ。
A「予定…急に入れちゃったけど、いいの？」
潤「俺の予定、Aのために常に空けてるから。」
A「そうですか…」
そんな幸せそうに笑わないでよ。
なんか、胸がくすぐったくなるじゃん…。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 95人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
直美(プロフ) - はい、わかりました。楽しみにしています。 (2013年6月3日 7時) (
レス) id: a52d2293a6 (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - 直美さん» 私のほうこそ、混乱させてしまってすみませんでしたm(_ _)m 更新してるのに見れないときは、近々また更新する可能性があるので、暇なときに覗いてみて下さい(*^^*) (2013年6月3日 6時) (レス) id: c6ad68ce15 (このIDを非表示/違反報告)
直美(プロフ) - そうだったんですね！なんも知らずにごめんなさい、ありがとうございます。 (2013年6月2日 21時) (レス) id: a52d2293a6 (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - 直美さん» 途中までしか書けなくて、公開せずに一旦保存したからだと思います…(汗) すみません(ｰ ｰ;) (2013年6月2日 20時) (レス) id: c6ad68ce15 (このIDを非表示/違反報告)
直美(プロフ) - 更新したみたいなんですが何故か見れないのはなんでしょうか？ (2013年6月2日 17時) (レス) id: a52d2293a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：爽歌。
| 作成日時：2013年5月1日 7時
