ふわふわ ページ10
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「A来てくれたんだ、仕事終わり？」
「うん。久しぶりだね」
「今日被りいないから、ずっとここにいれるよ」
仕事終わり、久しぶりに担当のところに来た。前にキヨさんの件があったからかなんだか気まずい。
担当は相変わらずかっこよくて、優しい。わたしが古参だからなのかわたしが行くときは被りを呼ばないようにしてくれてる。だからその分お金を使わないとな、って奮発しちゃうんだけど。
「どうだった、仕事」
「ぼちぼちかなあ。……あ、そういえば今日わたし指名のお客さんが来てくれたんだよね」
「へー！Aがんばってるから、評判よくなってるんじゃない？」
にこりと担当が笑う。きゅんと心臓がなった。
ホス狂って聞くと、ホストが無理やりお金使わせようとしてるとか色恋営業とか想像するだろうけど。担当は違う。担当はホストとしてわたしに接してくれているだけで、わたしが勝手に沼に浸かってるだけ。たくさんお金使って、なんて彼は言わない。
「……そうかも。だから今日はお祝いにシャンパンいれちゃおうかな！」
「いいの？……無理しないでね！」
「無理なんかしてないよー」
とりあえずシャンパンをいれて、ちびちび飲みながらまた仕事の話に戻る。
「その指名してくれた人がすごく素敵な人だったんだよね」
「いいね。……男の人？」
「うん、30代前半の男の人なんだけど話してて楽しかったっていうか、素敵な人だったなあ」
何気なく言ったら、担当の顔が少し曇る。シャンパンをぐっと飲み干したら、テーブルの上に置いていたわたしの右手を自分の手で覆って、手の甲にちゅっと口をつける。
「……俺以外、好きにならないでよ」
へ、と声が漏れる。嫉妬？こんな担当はじめてみた。
担当を直視できなくてあわててる時にぴこんとスマホが鳴った。担当から目を逸らすついでにスマホを見たら、キヨさんからラインがきていた。
また食事の誘いだ。いつもなら断るかもしれないけど今答えたらもっと嫉妬してくれるかなって思って、
Aあいてます!
なんて返事をした。
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いつのまにか順位が。お気に入りもたくさん。
ありがとうございます。行き当たりばったりの小説ですのでどうか楽しんでいただけると幸いです！
あおさんコメントありがとうございます⸜ ෆ ⸝
これからもがんばります♪
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ｱｲ - 本当に大好きです一気読みしちゃいました (4月5日 20時) (
レス) @page13 id: 183a2d775b (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - うわすき！！ (3月3日 12時) (レス) @page10 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
あお - あああああぁぁぁ！私の好きな物語です！応援してます！ (3月2日 8時) (レス) @page9 id: 4f6d70bcc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パパイア佐藤 | 作成日時：2024年2月25日 18時
