ホス狂、ゲーム実況者に沼る【キヨ】

ぐすぐす ページ5

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「ほんとに有名な人なんだ……」









友だちとキヨさんと解散してから、今日は担当に会いにいく予定だったけどそんな気分にもなれず家に帰ってベッドに寝転んでいた。
本職もバイトもなくホストにも行かず暇な時間は結構久しぶりだ。それでいてYouTube見てるなんて時は金なり！ってうずうずしちゃうけど。今はそれよりも大事なことがある。



チャンネル登録者も視聴回数も3桁で、東京ドームでイベントもしちゃうようなすんごい人だったんた、キヨさんって。
冷静に考えたらそんな人に一目惚れされてLINE交換してるのすごくない？？とは思うんだけど。









「担当がいるからなあ」









はじめてホストに行ったわたしを沼らせたとき、担当はまだホストをはじめて間もない頃だった。お互いホストのことをよく知らなくて一緒に話してるだけで楽しかったから通っていくうちに担当にも他のお客さんができていった。
わたしだけに時間を割けなくなって、そんなのいやだってお金を使うようになっていった。よくないって、そんなのわかってる。



スマホを投げ捨て、じわりと溢れ出た涙を枕に押し付けているときにスマホが鳴った。担当かと思いきやなんとキヨさんだった。









キヨ今日は突然会ってくれてありがとうございました

キヨ話してみて本気で好きだって思いました

キヨよかったら今度お茶でもどうですか?









キヨさんに沼ってみないかって言われても。……言われても。わたしには、担当しかいないから。









A暇な日があったらまた連絡しますね꒰՞˶ˊᵕˋ˶՞꒱









どうせ行かないであろう約束をして、再び枕を抱いた。









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タイトル変えました。

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