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キヨのきっかけ ページ3

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「あたしさあ、やべーことしたかもしれない」









目の前で碇ゲンドウ並のポーズて唸る女は俺とこーすけの元同級生。こーすけがこいつと幼なじみだったからその流れで俺もたまに会ったりしている。
元ホス狂ってやつで一時期はどうなることかと思ったけど、こーすけのおかげでなんとか辞められたらしい。









「どしたん」

「あたしホス狂のとき友だちをホストに連れてったの。そしたら今その子がホス狂になっててさぁ……」

「お前馬鹿だろ」









こーすけとそいつの会話を盗み聞きする。とんでもないな、ととりあえずドン引き。
ゲーム実況者だしこういう仕事?いや、仕事って言い方はかっこつけすぎか。こういう界隈にいるとガチ恋とかそういうのがいるから理解はできないけど、知識はある。









「その子がさあ、かわいい子なわけ。顔が。でもってメンヘラで一途だからホストが絶対離すわけないじゃん。でもその子健気で一応常識あるから、夜職には手出さないけど毎日仕事詰めなの」

「あらあら」

「あたしの責任だからホス狂卒業させたいんだけど、どうすればいいかな。ほらこれ写真」









ぬっと突きつけられたスマホに目を向ける。そこに写ってたのはそいつと例のホス狂ちゃん。
黒髪セミロングで肌は白い。ディズニーに行ったときの写真なのか、ミニーのカチューシャをつけてる。同じ歳にしては少し童顔で、とにかく。









「……かわいい」









俺が呟けばこーすけたちの視線が俺に集まる。
かわいい子に目がないのは男なら誰でもそうだろう。そう判断したのか俺が聞いたら、すぐに就職先を教えてくれた。


深い意味はなかったけど。次の日、俺はその子の就職先に出向いていた。









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投稿できるときにたくさん更新。
メンヘラで重いけどホラーな感じはなくかいていきます。

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アイ - 本当に大好きです一気読みしちゃいました (4月5日 20時) (レス) @page13 id: 183a2d775b (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - うわすき!! (3月3日 12時) (レス) @page10 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
あお - あああああぁぁぁ!私の好きな物語です!応援してます! (3月2日 8時) (レス) @page9 id: 4f6d70bcc4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パパイア佐藤 | 作成日時:2024年2月25日 18時

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