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薄暗い部屋にはカタカタとパソコンを
打ち込む音だけが響いていた。
時々、カチリと言うマウスの音も聞こえるが聞こえる音と言えばそれぐらいだ。キーボードをカタカタ鳴らしている
張本人の目の下には隈ができており、徹夜が続いている事を物語っている。
すると突然ガチャといった音がその空間に混ざった。
ドアの音を出したその人はパソコンと睨めっこをする相方を見るなり、
「後は俺がやっておくんで寝てください」
と半ば強制的にベットへ押し込んだ。
余程疲労が溜まっていたのだろう。
隈の酷い顔をした彼は直ぐに寝息を立てて眠りに落ちた。
先刻までパソコンに向かっていた相方はいまどんな夢を見ているのだろうと、想像し、1人でクスリと笑うと、
今度は自分がパソコンに向かいキーボードを打ち込んでいった。
部屋にはまた、カタカタという音が響いていた。
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作者名:ドヤ顔ポテト | 作成日時:2021年2月26日 0時