ヒーロー名 ページ45
そして時間は刻々と過ぎ、15分後。
｢じゃ、そろそろ出来た人から発表してね！｣
え゛...発表するの？？めっちゃ嫌なんだけど。
すると、トップバッターで青山くんが。
｢行くよ。輝きヒーロー"I can not stop twinkling."｣
｢短文！！！｣
｢そこはIを取ってcan'tに省略した方が呼びやすい｣
｢それね。マドモアゼル☆｣
｢じゃあ次アタシね！｣
そう言い、出てきた芦戸さん。
｢エイリアンクイーン！！｣
｢2！！血が強酸性のアレを目指してるの！？やめときな！！｣
｢ちぇー｣
こりゃもう...大喜利みたいだ。
うわ、皆出づらくなってる。
｢じゃあ次、私いいかしら｣
｢梅雨ちゃん！！｣
｢小学生の時から決めてたの。フロッピー｣
｢カワイイ！！親しみやすくて良いわ！！皆から愛されてるお手本のようなネーミングね！｣
((ありがとう
フロッピー。可愛い...
｢んじゃ俺！！烈怒頼雄斗！！｣
｢『赤の狂騒』！これはアレね！？漢気ヒーロー"紅頼雄斗"リスペクトね！｣
｢そっす！だいぶ古いけど、俺の目指すヒーロー像は"紅"そのものなんス｣
｢フフ...憧れの名を背負うってからには相応の重圧がついてまわるわよ｣
｢覚悟の上っス！！｣
憧れか...
私の憧れはオールマイトに、デクやかっちゃんだけど、さすがにそこから考えるのは無理があるよな...
ってか、ヒーロー名なんて今まで考えたこと無かったな。
ここまで来れただけでも、正直奇跡だし。
そんなことを考えている間に、皆どんどん名前を決めていった。
｢思ったよりもスムーズ！
残ってるのは、再考の爆豪くんと...飯田くん。万能さん。そして緑谷くんね｣
え、嘘？うわ、ホントにどうしよ。
いや何個か候補はあるけど、それを発表する方が嫌だ。
いやホントに、そういうの苦手なんだってば！！
すると、飯田くんが立ち上がった。
｢あなたも名前ね｣
ボードには天哉と書かれていた。
...？
なんか飯田くんらしくない気がするんだけど...
更にデクも前に出てきて、ホワイトボードを出した。
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作者名：夢桜 | 作成日時：2019年3月20日 20時
