運命に目を背ける少女 Part2 【ヒロアカ】 (ページ15)

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無自覚天然タラシページ15

なんやかんやあり、昼休憩が終了。午後の部に突入しようとしていた。

『最終種目発表の前に予選落ちの皆へ朗報だ！
あくまで体育祭！ちゃんと全員参加のレクリエーション種目も用意してんのさ！
本場アメリカきらチアリーダーも呼んで一層盛り上げ......ん？アリャ？』

『なーにやってんだ......？』

『どーしたA組！！？』

そりゃ混乱するはず。だってA組の女子が、私以外チアリーダーの格好をしているのだから。

｢峰田さん、上鳴さん！！騙しましたわね！？
何故こうも峰田さんの策略にハマッてしまうの私...｣

｢八百万さんたち、ドンマイ｣←

私は女子たちの方に向かって言った。

｢Aさん！何で貴方だけ普通の格好しているのですか！？｣

｢え、いや...言われたけど断った。相澤先生がそんな非合理的なこと言うのおかしいし...何より似合わないし、嫌でも目立つ。
大丈夫、皆は可愛いからね｣

私は真顔でそう口にし、親指を立ててグッドサインを出す。

｢Aちゃん、着なかったんだね。
ちょっともったいない気もするけど...｣

そう言いながらデクが私の隣に来た。

｢いやいや、あんなフリフリな格好、どう考えたって私に似合わないでしょ？｣

すると、デクは少しうーん、と考えて言った。

｢そりゃ、他人にAちゃんの可愛い格好見られるのは嫌だけど...
着たら絶対可愛いよ｣

そう言って微笑むデク。

なっ...！？//

顔の温度が上昇するのが分かった。

｢Aちゃん...？｣

｢うるさい！//この無自覚天然タラシッ！！｣←

｢タラｯ...！？｣

『さぁさぁ、皆楽しく競えよレクリエーション！
それが終われば最終種目！進出4チーム、総勢16名からなるトーナメント形式！！
一対一のガチバトルだ！！』