指名決定 ページ47
そんなこんなで授業が終了。
｢職場体験は一週間。
肝心の職場だが、指名のあった者は個別にリストを渡すからその中から自分で選択しろ。
指名の無かった者は予めこちらからオファーした全国の受け入れ可の事務所40件。この中から選んでもらう。
それぞれ活動地域や得意なジャンルが異なる。よく考えて選べよ｣
ちょ、私のリストざっと100枚以上あるんだけど...この中から選べと？？
｢今週末までに提出しろよ｣
｢あと二日しかねーの！？｣
え゛...いやいや、そんなんで決めれるわけないから。無理だから。めんどくさすぎる。
もういっその事適当に...
｢おい万能。面倒だからって適当に決めたら...分かってるだろうな？｣
｢げｯ...はぁい｣
相澤先生怖ｯ！！
何でもお見通しですか...
仕方ない。ちゃんと探すか。
そう思いながらリストのページを開く。
といっても、私オールマイト以外あんまヒーロー知らないんだけど...
てか、いっそのことデクにオススメのヒーロー教えてもらってそこにした方が...
｢え？ここって...｣
一番最初のページを開いて目に入った字を見て、少し驚いた。何で？？とか思ったけどすぐにどうせ"個性"が理由だと思い直した。
｢...ま、いっかここで｣
私は即決して、希望用紙の紙に記入する。
いや、別にめんどくさいなんて思ってないからね？？←
ま、後で一応デクにも見てもらって他に良いヒーローがいたらその時考えてもらおう。
だって見ても分かんないヒーローばっかなんだもん。しょうがない！
｢...デクやかっちゃんはどこ行くのかな？｣
でも、私たちは知らなかったんだ。
この職場体験である事件が起きることを。
そこから動き出す歯車を。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夢桜 | 作成日時：2019年3月20日 20時
