選手宣誓 ページ3
『雄英体育祭！！ヒーローの卵たちが我こそはとシノギを削る年に一度の大バトル！！
どうせてめーらアレだろ、こいつらだろ！！？
ヒーロー科！！1年！！！A組だろぉぉ！！？』
プレゼント･マイクによる大袈裟な実況と共に私たちは入場した。え、人多すぎ...!
｢わあああ...人がすんごい......｣
｢同感...ああ、出たくない...｣
｢大人数に見られる中で最大のパフォーマンスを発揮できるか...！これもまたヒーローとしての素養を身に付ける一環なんだな｣
｢はぁ...なるほどね...｣
｢というか万能くん。今日もフードを被っているのかい？プロヒーローへのアピールチャンスの場だぞ？｣
｢目立ちたくないというか、テレビに顔見せは避けたいから、相澤先生に頼み込んだ｣
そりゃあもう、必死に頼み込んだ。相澤先生に許可をもらうのに1時間以上かかった。
『B組に続いて普通科C･D･E組...！！サポート科F･G･H組も来たぞー！そして経営科...』
ならび終わると、ミッドナイトが登場。え、いいの？
｢選手宣誓！！｣
｢高校にいてもいいのものか｣
｢いい｣
｢峰田くん個人の感想でしょそれ...私ああいう人無理｣
色々問題でしょ。
｢静かにしなさい！！選手代表！！1-A 爆豪勝己！！｣
｢え〜〜〜かっちゃんなの！？｣
｢あいつ一応入試1位通過だからな｣
そして、かっちゃんがマイクの前に立つ。
｢せんせー、俺が1位になる｣
｢絶対やると思った！！｣
すると、様々なところからブーイングの嵐。
｢せめて跳ねの良い踏み台になってくれ｣
さすがかっちゃん...(苦笑)
けど、笑ってない。自分追い込んでるのかな...
かっちゃんも本気ってことだ。
気を引き閉めていかなきゃな。
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作者名：夢桜 | 作成日時：2019年3月20日 20時
