僕に出来ること ページ10
緑谷side
そして第5種目ボール投げにはやくも突入した。
僕は今、とてつもなく焦っている。もう後がない。このままじゃ...
「緑谷くんはこのままだとマズイぞ...？」
「ったりめーだ。無個性のザコだぞ！」
「無個性！？彼が入試時に何を成したか知らんのか！？」
「は？」
「デク...？」
このままだと僕が最下位___...オールマイト...！！お母さん...！絶対なるんだ！！！
僕は''個性''を発動させるため力を込め、投げた。だが、
「46m」
僕の頭は混乱した。
「な...今確かに使おうって...」
僕がこの状況に戸惑っていると、相澤先生が口を開いた。
「"個性"を消した。つくづくあの入試は...合理性に欠くよ。おまえのような奴も入学出来てしまう」
僕は、"個性"を消すというのでピンときた。
「消した...！！！あのゴーグル...そうか...！ 抹消ヒーロー イレイザーヘッド！！」
「見たとこ..."個性"を制御できないんだろ？
また
「そっ、そんなつもりじゃ...！」
「どういうつもりでも周りはそうせざるをえなくなるって話だ。
昔、暑苦しいヒーローが大災害から一人で千人以上を救い出すという伝説を創った。
同じ蛮勇でも...おまえは1人を救けて
緑谷出久、おまえの"力"じゃ、ヒーローにはなれないよ」
そう僕に告げたイレイザーヘッド、もとい相澤先生。
「指導を受けていたようだが」
「除籍宣告だろ」
「大丈夫だよ、かっちゃん」
「あぁ？」
「デクはいつも予想以上のことをする人だから...だから、大丈夫」
僕は考えていた。どうすればいいか。
僕は覚悟を決め、全力で投げようとした。
否、まだ投げていない。
相澤先生の言う通りだ。これまで通りじゃヒーローなんてなれやしない。
僕は人より何倍も頑張らないと...ダメなんだ。
僕は、Aちゃんを守れるヒーローに...！
「今(僕に出来ることを！！)」
僕は指にのみ力を込め、ボールを投げた。
結果は705.3m。
「あの痛み...程じゃない！！先生...！まだ...動けます」
「こいつ......！」
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夢桜(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年4月6日 13時) (
レス) id: 92986b8ad8 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - めっちゃ続き気になります!!更新頑張ってください！ (2019年2月17日 21時) (レス) id: 3d5bc7771c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2018年12月2日 16時
