雄英高校 ページ6
あっという間に時は過ぎ、昨年の春と違って、眠気の起きない春が始まりを告げた。
今日から私たちは雄英生だ。
そんな私は、デクのアパートの玄関にいた。
「出久！ティッシュ持った!？」
「うん」
「ハンカチも!？ハンカチは!？ケチーフ！」
「うん!！持ったよ！時間ないんだ。急がないと...」
「デクまだ？？置いてくよ？」
「ご、ごめん！Aちゃん」
相変わらずなデクのお母さん。心配性で涙腺の弱いところはデクそっくりである。
ようやく玄関を出ようとすると...
「出久！」
「なァにィ!？」
「超、カッコイイよ」
「.........！行ってきます！」
「Aちゃんも頑張ってね！出久をよろしく！」
「！...了解です」
本当にこの家族はあたたかくて好きだ。
羨ましいぐらいに、あたたかい。
そんなこんなで私たちは雄英高校に到着。
雄英に入っての第一印象...デカイ。
全部デカイ。
そしてたった今、デクと1ーA教室を探していた。
「1ーA...1ーA...広すぎる...あった...」
「ドアでか...」
デクが教室を見つけ、ドアを見るとデカイ。
ガチでデカイ。
てか、さっきからデカイしか言ってないな。←
「バリアフリーか」
デクはそう言い、緊張しているのか静かにドアを開けた。そして目にしたのは...
「机に足をかけるな！雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないか!？」
「思わねーよ。てめーどこ中だよ 端役が！」
...安定のかっちゃんだった。それと、メガネ君が言い争っている。
「ボ...俺は私立聡明中学出身 飯田天哉だ」
「聡明〜〜〜!？くそエリートじゃねえか。ブッ殺し甲斐がありそだな」
「君ひどいな。本当にヒーロー志望か!？」
はい、そうなんです。すいません...
かっちゃん根は優しいんです。と、なぜか私が心の中で謝っていると...
「ハッ！俺は私立聡明中学の.........」
「聞いてたよ！あ...っと僕、緑谷。よろしく飯田くん...」
飯田くんというらしい真面目っぽい男子がこっちに気づいて、自己紹介をしてきた。
おぉ...！デクが話しかけられている。中学ではあまり見なかった光景だからか何だか新鮮に見えた。何かお母さんになった気分。
雄英...面白くなりそうだ。
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夢桜(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年4月6日 13時) (
レス) id: 92986b8ad8 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - めっちゃ続き気になります!!更新頑張ってください！ (2019年2月17日 21時) (レス) id: 3d5bc7771c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2018年12月2日 16時
