挑発 ページ50
「宣戦布告？勝手にやってなよ。
このクラスに誰も調子のってる人なんていないから。どんな目にあったのかじかに体験もしてないくせに偉そうなこと言わないでよ」
「は？誰だよあんた」
「そんな事言いにくる暇あるんなら早く帰って体育祭向けて練習すればいいじゃんか。
ヒーロー科に入れる実力が無かったから落ちたんじゃないの？八つ当たりもほどほどにしてくれるかな。
ハァ...本当は嫌なんだけど......
その宣戦布告、受けてあげるよ。
本選、登れるモンなら登って来なよ」
そう言い、私はフードの中から挑発的な笑みを向けた。
「ハァ......Aちゃん...」
「ば、万能くんって怒るとだいぶ挑発的だな...」
冷や汗を垂らしながら小さな声でデクと話す飯田くん。
いや、聞こえてるから。
「アハハ(汗)...Aちゃん、イラついたり納得できないこととかあると挑発っていうかもうあれほぼ喧嘩売ってるんだけどさ。
そう言う癖なんだよもう...
言ってることはもっともだったから大抵の人は言い返せなくてね。
よく偉そうな先輩とかにああいう感じで言ってさ...昔から大変だったよ...」
そう言っているデクの目が死んでいる気がしたけれど...気のせいだと思っておこう。←
「ハッ。言うじゃねえかA」
言いたい事を言い終わってスッキリしていると、かっちゃんは教室から出ようとする。
すると切島くんが、
「待てコラ、どうしてくれんだ。
おめーらのせいでヘイト集まりまくっちまってんじゃねえか！！」
「関係ねぇよ......」
「はあーーーー！？」
「上に上がりゃ関係ねぇ」
...！かっこいいじゃんか、かっちゃん。やっぱり、彼はこうでなくては...
「く......！！シンプルで男らしいじゃねぇか」
「上か...一理ある」
「騙されんな！無駄に敵増やしただけだぞ！」
「Aちゃんってあんな事言うんだね。意外だわ...」
「お...麗日さん。だってさ、喧嘩売られてばっかじゃ嫌じゃんか。
てか、早く帰りたかった←」
参加種目の決定、それに伴う個々人の準備。
二週間はあっという間に過ぎていった。
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夢桜(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年4月6日 13時) (
レス) id: 92986b8ad8 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - めっちゃ続き気になります!!更新頑張ってください！ (2019年2月17日 21時) (レス) id: 3d5bc7771c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2018年12月2日 16時
