厄介な幼馴染 ページ44
そんなこんなで教室前に到着。
うん。切実に入りたくない。
けど、ここは腹をくくるしかない。
私は深呼吸をした後、意を決してドアを開けた。
ガラララッ
「...！Aちゃん！？」
麗日さんがこちらを見て驚く。
まぁ、無理もないか。
私は一応「おはよう...」と挨拶をした。
うわー、他の人からの視線が突き刺さってるよ...
すると、机にガンっと音を立ててこっちに向かってくるかっちゃん。
「おい、Aテメェ...」
かっちゃん静かにこっちに来る。
いや怖っ...！←
そんな風に思っていると、かっちゃんが私の胸ぐらのネクタイを掴んで引っ張った。
「おいAどういうことだ！？ちゃんと説明しやがれ！！」
「か、かっちゃん...！やめなよ！」
そう言いって止めようとするデク。
私は冷静にかっちゃんと話す。
「ちょっとかっちゃん。苦しい。てか、皆見てる...」
「うっせぇ！テメェ何隠していやがる！？
ンだあの"個性"！！！
しかも
いや、別に仲良くは喋ってないから。←
「もう...とりあえず離して」
「テメェが逃げるだろうが！！」
困ったな。ややこしくなるとは覚悟していたけれど...
「ハァ...分かったから。ちゃんと話すから、まず手離して」
そう強く言うと、彼はしぶしぶながらも手を離した。
「じゃあ"個性"についてだけど......」
私は、先日デクやオールマイトに話しのと同じように"個性"の詳細を話した。
話し終えると、ほとんどの人が口をポカンと開けていた。
「それって超つえーじゃんか...！」
「どんな"個性"も使えるとかチートだろそれ」
と、何人かは感想を漏らしていた。
だが、彼は鋭い目付きで睨み続けていた。
「A...じゃあテメェは、俺やデクの事今までずっと騙してきたのかよ？あぁ！？」
彼が怒るのも無理はない。
小さい頃からの仲なのに、私は何一つとて話さなかったのだから。
「ちょっとかっちゃん！きっとAちゃんにだって事情が...」
「デク、いいから」
「どうせテメェの事だから、俺やデクを巻き込みたくなかったとか、迷惑かけたくなかったとかしょうもねぇ事考えてたんだろ！？」
彼の発言があまりにも的中していて、私は思わず目を見開いた。
「それによぉ...
俺はデクみてぇなお人好しじゃねぇんだよ」
嘲笑うかのように彼は言う。
｢もう一度聞くぞ｣
どうやら、この幼馴染は厄介この上ないらしい。
「お前、敵連合とどういう関係だ？」
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夢桜(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年4月6日 13時) (
レス) id: 92986b8ad8 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - めっちゃ続き気になります!!更新頑張ってください！ (2019年2月17日 21時) (レス) id: 3d5bc7771c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2018年12月2日 16時
