本当の個性 ページ41
目を覚ますと、そこには真っ白な天井が。
「ここは...」
確かUSJに来て、そこに弔たちが現れてそれで......
「そうだ。"個性"使っちゃったのか...」
いくら覚悟していたとはいえ、切羽詰まってやりすぎたな。てか、私どんくらい寝てたんだろ。
「ハァ......最悪。完璧疑われるなこりゃ。
......デクたちになんて説明しよっか」
と、私が頭を抱えていると、
ガラララッ
扉からオールマイトとデクが入ってきた。
「やあ！万能少女！！具合はどうだい！？」
「あ、はい、おかげさまで......てか、デク大丈夫なの脚...」
「う、うん！なんとか...」
デクは苦笑いで答える。
......気まずっ！！←
何だかいたたまれなくなってきて、私はフードを深く被る。
「...さっそくだけど、万能少女。君に聞きたいことがあって来た」
「...ですよね。分かってます。
いずれこうなるんじゃないかとは、思ってたんです。
雄英に来てヒーローを目指すってなったとき、隠しきれるとは思っていなかったですし......
まぁ、想像以上に早かったですけど」
私は自虐的に話す。
「Aちゃん。君の"個性"『
お願いだから、もう、隠さないで」
デクのまっすぐな瞳から私は目をそらすことができなかった。
やっぱり、デクには敵わない。
きっとこれからも、彼に敵う日など来ないのだろうなと私は思った。
私は小さく頷いた。
「.........そうだよ。
私の"個性"は、
『
どんな"個性"でも使うことのできる"個性"」
「どんな"個性"でも...！？」
オールマイトは声を漏らして驚く。
デクは、分かりやすく目を見開いていた。私は話を続ける。
「はい。発動条件は『
右の指が発動及び切り替え。左の指が個性の解除という風に役割があります。
私の"個性"はどんなものもOKですが、複数を同時に使用することはできません。
ただし、使おうと思った"個性"の能力量は私自身の知識量に比例します。
まぁ、簡単に言えば、私が知らない"個性"は使用できないし、知識量が少ない"個性"は効果がそれに比例して弱いです。
また、本来存在しない"個性"を自身で作り出すというのは不可能です。
ちなみにキャパオーバーすると、私の五感能力のどれかから次第に低下していきます」
私が知っている"個性"の情報を簡潔に話すと、2人は驚いたようにこちらを見ていた。
オールマイトが口を開いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢桜(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年4月6日 13時) (
レス) id: 92986b8ad8 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - めっちゃ続き気になります!!更新頑張ってください！ (2019年2月17日 21時) (レス) id: 3d5bc7771c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夢桜 | 作成日時：2018年12月2日 16時
