潜む闇 ページ40
No side
一方、とある町の薄暗いBARでのこと。
「ってえ...両腕両脚撃たれた...完敗だ...脳無もやられた。手下共は瞬殺だ...子どもも強かった...平和の象徴は健在だった...！
話が違うぞ先生......」
『違わないよ』
死柄木 弔。彼と話すのは、何も映っていないテレビからの不気味な声だった。
『ただ見通しが甘かったね』
『うむ...なめすぎたな。
ところで、ワシと先生の共作脳無は？回収してないのかい？』
「吹き飛ばされました。正確な位置座標を把握出来なければ、いくらワープとはいえ探せないのです。そのような時間は取れなかった」
『せっかくオールマイト並みのパワーにしたのに...まァ...仕方ないか...残念』
「パワー...そうだ......一人...オールマイト並みの速さを持つ子どもがいたな......」
『.........へぇ』
「あの邪魔がなければオールマイトを殺せたかもしれない...ガキがっ...ガキ...！」
「...！そういえば死柄木 弔。彼女の事は報告しなくてよろしいのですか？」
「あ...！そうだ先生！
Aが！！Aがいたんだよ！！
雄英の...しかもヒーロー科に...！」
『！.........そっか。
あれだけ探しても見つけられなかったのに...あの子は相変わらず、ヒーローに惑わされているんだね』
「Aの奴...ヒーローになりたいなんて言ってやがった！くそ...！！」
『あの子が居れば、ワシと先生が脳無をわざわざつくる必要もないんじゃがの...』
『悔やんでも仕方ない！今回だって決して無駄ではなかったハズだ。精鋭を集めよう！じっくり時間をかけて！我々は自由に動けない！だから君のような"シンボル"が必要なんだ。
死柄木弔！！次こそ君という恐怖を世に知らしめろ！』
その途方も無い悪意。彼らが生み出す恐怖、混乱。
この悪意が、後にオールマイトの存在をおびやかし、万能Aを苦しませることになる。
だが、今はまだ、誰も知らない物語。
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夢桜(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年4月6日 13時) (
レス) id: 92986b8ad8 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - めっちゃ続き気になります!!更新頑張ってください！ (2019年2月17日 21時) (レス) id: 3d5bc7771c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2018年12月2日 16時
