恐怖の終幕 ページ39
緑谷side
そこに現れたのは飯田くんとプロヒーローの姿だった。
「あーあ、来ちゃったな...ゲームオーバーだ。
帰って出直すか。黒霧...ぐっ！！！」
またもや銃弾が命中する。
プロヒーローたちが
「今回は失敗だったけど......今度は殺すぞ。平和の象徴 オールマイト。
あと...またなA。次は迎えに来るよ」
そう言い残して闇とともに敵は逃げた。
プロが相手にしているもの...世界。それは、僕たちにはまだ早すぎる経験だった。
この襲撃は後に起こる大事件の始まりだったんだけど、この時の僕らには知る由もなかったんだ。
「
「緑谷ぁ！！大丈夫か！？」
「切島くん...！」
マズイ！切島くんがこっちに...！そうしたらオールマイトの姿が！
「待っ...」
そのとき地面が盛り上がって壁ができた。これは...！
「生徒の安否を確認したいからゲート前に集まってくれ。ケガ人の方はこちらで対処するよ」
プロヒーロー セメントスの"個性"だ。良かった...
そういえば、Aちゃんは...
バタンッと、何かが倒れる音がどこかからした。
「え！？ちょ...おい！万能！？しっかりしろ！ヤベェ...先生！万能が倒れた！！」
「おいAしっかりしろ！！ 」
切島くんとかっちゃんの焦った声が聞こえた。
「Aちゃ...いっ......！」
そうだ足が...！
今の足のままじゃろくに動けやしない。
ちくしょう...！Aちゃん...！！
気がついたら、オールマイトと一緒に保健室にいた。そして、オールマイトと仲の良い刑事さんの塚内さんという方から報告を受けた。
その話によると全員命に別状は無いらしい。
「あ、あの！Aちゃんは大丈夫なんですか！？」
「Aちゃん？
......ああ。彼女なら、隣の方の部屋で休んでいるよ。
しかし驚いた。彼女、両手首から大量出血していたはずなのに、我々が駆けつけたときには怪我の跡まですっかり消えていたんだ。今は疲れが出て眠っているだけだよ」
_____『大丈夫。時期に治るから』
あの時の大丈夫とは、こういう意味だったのだろうか。
「......緑谷少年。万能少女の"個性"の件でこの後少し、いいかな？」
「...はい」
そう。僕らには、まだ解決していないことが残されている。
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夢桜(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年4月6日 13時) (
レス) id: 92986b8ad8 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - めっちゃ続き気になります!!更新頑張ってください！ (2019年2月17日 21時) (レス) id: 3d5bc7771c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2018年12月2日 16時
