意志 ページ37
緑谷side
「そう怒んなってA...仲間を助ける為さ。しかたないだろ？さっきだってホラ、そこの...あー...地味なやつ。あいつが俺に思いっ切り殴ろうとしたぜ？他が為に振るう暴力は美談になるんだ。そうだろ？」
Aちゃんに話し終えると、
「俺はなオールマイト！怒ってるんだ！同じ暴力がヒーローと敵でカテゴライズされ善し悪しが決まる。この世の中に！！
何が平和の象徴！！所詮抑圧の為の暴力装置だおまえは！暴力は暴力しか生まないのだと、おまえを殺すことで世に知らしめるのさ！」
「めちゃくちゃだな。そういう思想犯の眼は静かに燃ゆるもの。
自分が楽しみたいだけだろ。嘘吐きめ」
「バレるの早...
けど、なぁA。おまえはどう思ってるんだ？」
隣にいるAちゃんの肩がピクリと揺れた。
「何でおまえはヒーローになろうとする？おまえは一般常識に囚われすぎてるんだよ。
ヒーローが正しいと思い込んでる。
そのせいでおまえは...」
「うるさいっ！！」
Aちゃんの怒りのこもった声がこだまする。
「違うんだよ...違うんだよ弔。私は、なりたくてヒーローになろうとしてるんだよ...
だから、誰になんと言われようとも、この意志だけは、絶対に変わらない」
Aちゃんがどう敵と関係しているのかはわからない。
だけど、今の言葉は彼女の本心なのだと、僕は信じれる。
「3対6だ」
「モヤの弱点はかっちゃんが暴いた...！！」
「とんでもねぇ奴らだが、俺らでオールマイトのサポートすりゃ...撃退出来る！！」
「ダメだ！！！逃げなさい」
「......さっきのは俺がサポート入らなけりゃやばかったでしょう」
「オールマイト血......それに時間だってないはずじゃ...あ...」
「それはそれだ轟少年！ありがとな！！しかし大丈夫！！プロの本気を見ていなさい！！」
「脳無、黒霧やれ。
俺は子どもをあしらってAを連れてく。クリアして帰ろう！」
そう言い、手の敵は僕たちの方に向かってくる。
「おい来てる。やるっきゃねえって！！」
「おいA！テメェは俺らの後ろにいろ！狙われてんだろが！！」
「ダメだよかっちゃん！私が食い止めるから皆下がって！！」
「ここで言い争うなよ！！？」←
切島くんの言う通りだ。今はそんな事言い争ってる場合じゃない。
その時、オールマイトの放った気迫でその場の全員が怯んだ。
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夢桜(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年4月6日 13時) (
レス) id: 92986b8ad8 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - めっちゃ続き気になります!!更新頑張ってください！ (2019年2月17日 21時) (レス) id: 3d5bc7771c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2018年12月2日 16時
