非常口 ページ25
私と同じ事をどうやら飯田くんも考えていたようで、
「一体......！何が侵入したと言うんだ！」
飯田くんが窓に貼りつき、様子を見た。
「あれは......報道陣じゃないか！」
は？報道陣がどうやって中に...ってそれどころじゃない。
先生は対応に追われてるってところか。めんどくさいな...
「飯田くん！」
「！？万能くん！」
「君なら、この状況の打開策ぐらい考えれるでしょ？正しい判断！やってみなよ」
こういう時こそ、彼の力が試されるのだと思う。
「万能くん...！っ俺を浮かせろ、麗日くん！」
そう言い、飯田くんは麗日さんの"個性"で空中へ。
彼のとった行動。それは、
「皆さん...大丈ーー夫！！」
皆の視線を集めるための非常口ポーズ。
大胆だ...
「ただのマスコミです！なにもパニックになることはありません。大丈ー夫！！
ここは雄英！！最高峰の人間に相応しい行動をとりましょう！！」
やっぱり、彼には人を導く立場ってやつ、合ってると思うんだけどな。
「Aちゃん！離れてごめん！！大丈夫だった！？」
「あ、うん。...心配してくれて、ありがとう」
私がそう言って少し笑うと、デクが腕で顔を隠して「やっぱAちゃんズルい...//」と言った。
何が？？
警察が到着し、マスコミは撤退。
今は授業で委員長指揮のもと、委員決めを始めようとしていた。するとデクが、
「でっでは、他の委員決めを執り行って参ります！......けど、その前に。いいですか！
委員長は、やっぱり飯田くんが良いと..！思います。あんな風にかっこよく人をまとめられるんだ。
僕は...飯田くんがやるのが正しいと思うよ」
デクの意見に他の人達も賛成の意を示した。こうして飯田くんは委員長に就任した。
「ただのマスコミがこんなこと出来る？
邪なものが入り込んだか、もしくは、宣戦布告の腹づもりか...」
恐怖は着々と、私たちに襲いかかろうとしていた。
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夢桜(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年4月6日 13時) (
レス) id: 92986b8ad8 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - めっちゃ続き気になります!!更新頑張ってください！ (2019年2月17日 21時) (レス) id: 3d5bc7771c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2018年12月2日 16時
