幼馴染だから ページ18
ドガアァァァン！！！！
ビルが揺れる。何を隠そう、かっちゃんの仕業だ。
「授業だぞコレ！」
「緑谷少年！！」
「デク！？」
私はガラにもなく焦った。
さっきの威力はマズイ。...でも、
「先生、止めた方がいいって！爆豪あいつ相当クレイジーだぜ。殺しちまうぜ！？」
「いや...」
「止めないでください」
「！？万能少女...」
「何言ってんだよ万能！お前、あの2人の幼馴染なんだろ！？心配じゃねぇのかよ！！」
そう言ってくる...誰だかわかんないけど赤い髪の男の子が強く言った。
確かに、普通なら止めるし、止めなければならないだろう。けど、
「...心配だから......幼馴染だから、止めたくないんだよ。
2人に、これは必要だから」
昔からあった、彼ら2人の亀裂。それをいつも間近で見てきたからこそ、止めたくない。
まだ、本音は言い合えないかもしれない。
けど、これは初めて、彼らが感情をぶつけ合える機会なんだ。
今の彼らに、これは必要不可欠なんだ。
「爆豪少年。次それ撃ったら...強制終了で君らの負けとする。
屋内戦において大規模な攻撃は守るべき牙城の損壊を招く！
ヒーローとしてはもちろん、
オールマイトに忠告されたかっちゃんは苛立ちつつも、使用をやめ、殴り合いに変更した。
デクは、予測して防ごうとしたが、かっちゃんは"個性"で回り込み、後ろから攻撃。
すると轟くんが、
「目眩しを兼ねた爆破で軌道変更。そして即座にもう一回...
考えるタイプには見えねぇが意外と繊細だな」
「慣性を殺しつつ有効打を加えるには、左右の爆発力を微調整しなきゃなりませんしね」
「才能マンだ、才能マン。ヤダヤダ...」
かっちゃんは恵まれていた。
才能に、個性に、環境に、センスに。
彼は全てにおいて凄い人だった。
「リンチだよコレ！テープを巻きつければ捕らえたことになるのに！」
「緑谷もすげえって思ったけどよ...戦闘能力に於いて爆豪は間違いなく、センスの塊だぜ」
デクは逃げた。でも、デクはまだ"個性"を使っていない。
にしても、かっちゃんに余裕がない。
「先生！！やばそうだってコレ！先生！」
「双方...中止......！」
するとデクは...
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夢桜(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年4月6日 13時) (
レス) id: 92986b8ad8 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - めっちゃ続き気になります!!更新頑張ってください！ (2019年2月17日 21時) (レス) id: 3d5bc7771c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2018年12月2日 16時
