デクvsかっちゃん ページ17
そして、早速チーム分けがされた。
私はBチームで轟くん、障子くんとの3人チームだ。
デクは麗日さんとAチーム。かっちゃんは飯田くんとDチームだった。
「続いて最初の対戦相手はこいつらだ！
Aコンビが『ヒーロー』！！
Dコンビが『
げっ...嘘でしょ。
嫌な予感しかしない。
こっちが心配になるんだけど...
私は我慢できず、デクに声をかけた。
「デク大丈夫？相手...」
「あ、Aちゃん...う、うん、多分...
もう、僕は昔とは違うんだって、言えるように頑張る...！！」
「！デク...そっか。無茶、しないでよ？」
もう、以前の彼とは違うんだと思うと、少しだけ、寂しくも安心する気持ちが芽生えた。
「うん！」
そして、屋内対人戦闘訓練が幕を開けた。
私たちは、同ビル地下のモニタールームで様子を見ることに。
しばらくドキドキしながら様子を見ていると、かっちゃんがデクに奇襲を仕掛けた。
それをデクはギリギリで避ける。
「爆豪ズッケェ！！奇襲なんて漢らしくねぇ！！」
「奇襲も戦略！彼らは今、実践の最中なんだぜ！」
そうこうしているうちに、かっちゃんがまたもやデクに殴りかかろうとしていた。
だが、デクは読んでいたのか、背負い投げを決めた。すごい、あのかっちゃんに...！
するとかっちゃんの口が動く。だけど、何を話しているのかは私達には分からない。
「アイツ何話してんだ？定点カメラで音声ないとわかんねぇな」
「小型無線でコンビに話しているのさ！持ち物は___ 」
オールマイトが説明をしているが、そんなの聞く余裕がないくらい私は、不安と期待で見入っていた。
かっちゃんがまた攻撃を仕掛る。
デクが確保証明のテープを巻きつけようとするが、かっちゃんは右の大振りで反撃。
デクは予測していたのかするりと避けた。
「すげえなあいつ！！"個性"使わずに渡り合ってるぞ、入試一位と！」
元々、デクはとっさの判断力に優れている。
何より私を含め、彼らは幼馴染だ。多少の予測は可能だ。
デクは一回立て直すためか身を隠したようだ。
...それにしても、かっちゃんの表情が気になる。あのイラつきよう...
そんな風に考えていると、デクとかっちゃんが鉢合わせた。
かっちゃんはデクに話しかけながらコスチュームの籠手を使い...って、まさか...！！
オールマイトも気づいたらしく、
「爆豪少年、ストップだ。殺す気か！」
「かっちゃん！！」
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夢桜(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年4月6日 13時) (
レス) id: 92986b8ad8 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - めっちゃ続き気になります!!更新頑張ってください！ (2019年2月17日 21時) (レス) id: 3d5bc7771c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2018年12月2日 16時
