合理的虚偽 ページ12
全種目終了し、結果発表が始まった。
「トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ。
口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括提示する」
最下位は除籍。その言葉で半数は緊張している。しかし、放たれた言葉は予想外のものだった。
「ちなみに除籍はウソな」
((！？))
「君らの最大限を引き出す合理的虚偽」
「はーーーー！！！！？？」
そりゃもう皆びっくり。デクなんかムンクの叫び以上にヤバイ顔してる。←
「あんなのウソに決まってるじゃない...ちょっと考えれば分かりますわ...」
そうかな？私には本気で言ってるように思えたけど...
「そゆこと。これにて終わりだ。教室にカリキュラム等の書類あるから目ぇ通しとけ。
緑谷。
明日からもっと過酷な試練の目白押しだ」
そう言ってデクに保健室利用書の紙を渡して行ってしまった。とりあえず...
「デク、ちょっとおいで」
「？Aちゃんどうしたの？？」
「(パチンッ)よし...これで大丈夫」
「あれ？痛みが...無い？」
「デクの右手の神経を停止して痛みを感じなくさせてるだけだから...治ってるわけじゃないよ。
保健室まで結構距離あるからさ？これで少しは楽でしょ？」
「うん！ありがとうAちゃん！そうか。
『
これならちょっとした怪我なら救助の時にすごく役立つぞ...！」ブツブツ
あちゃ、デク、ブツブツモードに入っちゃった。
それにしてもデク、本当に危なかったな...
表を見ると、デクが最下位。
あ、ちなみに私は3位。かっちゃんを越せて少し嬉しい。
まあ、これを本人に言ったら殺されそうなので言わないけど。
でも、ちょっと順位高過ぎかな...目立つ。
そんなこんなで初日が終了。下校時間になり、私とデクは一緒に下校していた。
「疲れた...！！」
「お疲れ。大丈夫？」
デクはなんかさっきからどへー、としていて、デクには失礼だけど顔が面白くて笑いそう。←
「うん、大丈夫...」
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夢桜(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年4月6日 13時) (
レス) id: 92986b8ad8 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - めっちゃ続き気になります!!更新頑張ってください！ (2019年2月17日 21時) (レス) id: 3d5bc7771c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2018年12月2日 16時
