＊＿＿EXILE TRIBE短編集２

留守番＊剛典＿２ ページ36

ノートを開くと、

(名前 )の字で書かれた文が

並んでいた。




「あいつ、なに書いて……」




パラパラっとめくってみると、

ともだちとのプリクラや、

料理のレシピ、

ちょっとした日記が書いてあった。




○月×日

剛典が怪我をした。

ダンスできないって。

あたしは何かできる？



○月△日

剛典がどんどん

元気なくなっていく。

どうしよう。





俺が、怪我したときの……

日記が書いてあった。



あのときは、本当に絶望的で

Aにも当たり散らしたな。

こんなに心配かけてたのか、





他にも、

喧嘩をした時のこと、

初めてメンバーに紹介した時のこと、

何かある度にAは

日記を書いてくれていた。




『三代目の方々に紹介された！

超緊張したけど、、皆いい人！

剛典はこんな方たちに出会えて

本当に幸せ者だね。

あたしも剛典に出会えて

幸せだよ。ありがとう』




……俺だって幸せだよ、

感謝してるよ。



感極まって、涙が出そうだった。






「ありがと……」

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