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あれから1週間、2週間と時間が過ぎた
リハビリのおかげで歩けるようになった
毎日のようにきてたおそ松達はもう友達
言っても2年の記憶があったら゛元からの゛友達だけど
もう少しで退院できる。
実家に帰れるのはすごく嬉しい。
病院は暇なんだもの
トド松と携帯の連絡先をもらってからはよく写真が送られてきた
チビ太って言うおでん好きな人、退院したら行こうねって言ってくれた
デカパン博士、なんでもつくれるってすごい人
変な薬飲まされそうになって必死で逃げたって、逃げてる自撮り送ってきたの。すごく面白かった
十四｢美沙〜！いつキャッチボールする！？今日！？えっ今日！？｣
ガシャーンと扉を開けて入ってきたのは十四松
貴方｢まだ無理だよ笑退院したらしようね笑｣
十四｢ぼく！早く美沙とキャッチボールしたいな！｣
あはっ
と笑った十四松
私を見て、私の横を見て、静かになった
十四｢…花いっぱいになったね｣
花瓶に目がいったのか、そりゃそうか
お花いっぱいになってるんだから
貴方｢そうなの、なんか最初の方は1輪だったのにどんどん増えてきて昨日は7輪。病室の前に置かれてたの｣
十四｢そっかあ｣
…
沈黙が続いた
十四｢それね、花言葉があるんだって、それね、アネモネって言うらしいんだ｣
アネモネ…
貴方｢へぇ！十四松よく知ってるね｣
十四｢うん、気になって調べたんだ、そしたら、やっぱりそうだった｣
貴方｢ん？何がそうだったの？｣
十四｢いやー！ひみつー！｣
え、気になるじゃん！
貴方｢あ、そうだ調べよ｣
｢アネモネ｣｢赤｣｢花言葉｣
検索
貴方｢…君を…愛す…｣
十四｢ごめんね、ぼくやっぱり隠しきれないや｣
と切なく笑った
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作者名：有汰 | 作成日時：2020年9月16日 20時
