記憶を亡くした君へ、一輪の華を【松野一松】

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いちまつくんってだれ？？







母｢…｣







母はびっくりした様子で固まってしまった










その時








ガラッ






？｢美沙ー！｣








私の病室に入ってきた誰か









母｢あっ…いらっしゃい｣








？｢あ、どうも！お！美沙起きてるじゃん！よかったなー！｣








赤いパーカーのひとが私を見て笑った








後ろにはぞろぞろと誰かたくさんいる









入ってきて気づいたこと





同じ顔が6人…？









パーカーの色が違うだけ









私夢でも見てるんだろうか…









6人が私を囲んだ






？｢美沙…｣








私の手を取ってぎゅっと握った紫の人








急に握られてびっくりしたので手を引っ込めてしまった









貴方｢か、母さん…だれ？この人たち…｣









母さんに助けを求めた








？｢は？何言ってんの美沙｣






みどりの人が言った









？｢え、一松兄さんも忘れちゃったの？？｣





黄色の人が言う









いちまつにいさん？？







あ、母さんが言ってた、いちまつくん









貴方｢ごめんなさい…分からない…です｣









シーンとなる病室









ダッ



？｢ちょっ！一松！！｣








紫の人が走って病室を出ていってしまった






いちまつ…あの子が、いちまつくん？









？｢美沙！僕のことも忘れちゃったの？｣






ピンクの人が言う









分からない…









貴方｢ごめんなさい｣









残った5人は呆然と私を見つめた

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