検索窓
今日:11 hit、昨日:4 hit、合計:283,879 hit

8 ページ9


これから「鬼壱」から威都紀の「威」を使いセリフを書かせていただきます








━━━━━━━━━━━━━━━









威「…これでいいだろう」





手当が終わった







『ありがとう…ございます。』








威「敬語なんていらない。気軽に話してくれれば構わない」






気軽にって、言われても








『あの、私なんのために』









ここに私がいること、鬼の前なのに生きているということはなんなのか問うた







鬼…威都紀さんは俯いて話し始めた









威「…俺には人間の頃の記憶がある。人間の頃、俺はただの町人だった。俺には恋仲の関係の女性がいた。もう、何十年も前だ。夫婦になる約束までしていた。だがある日、俺は山に山菜など採りに行った帰り崖から落ちた。これは死ぬかもしれないそう思った時、あのお方に助けられた。『まだ生きたいか』と聞かれたんだ」









あのお方とはきっと鬼舞辻無惨のことだろう






威「…生きたいに決まっている。そう答えたんだ。そしたらあのお方の血を飲まされた。すごく苦しんだのを覚えている…気がついた時にはあのお方はいなくなっていた。生き返ったと思った俺は、直ぐに帰った」






"その時、俺は自分が鬼だと思っていなかった"













"俺は家に帰ったら彼女を食べてしまったんだ"









威「気がついたのは水に映る鬼の姿の自分を見た時だった。その時に我に返って、彼女の死体を食べたのに気づいた。俺はなんてことをしたんだ。絶望した。こんなことになるなんて思っていなかったから。」









彼は悲しそうな顔をして私を見つめた







威「今ではあのお方の元にいるのが俺も不思議で仕方ない。俺は、彼女を食べてしまってから、今まで人間を食べることはほとんどしなくなった。鬼殺隊に怪我をさせてしまっているが、死なせたりはしていないはずだ。人間を食べない代わり長く眠ることが多々あるが…」









そう言えば、私たちが来た時怪我を負った隊員は沢山いたけど、死んでしまっている隊員は見かけなかった気がする









『でも、あのとき…私を連れていく時。貴方は、付いていくなら、これから人を食ったり殺したりしないって…』









威「そうでも言わないと、君は来てくれないと思ったから」







眉が下がったまま優しく笑った

9→←7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (214 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
673人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

有汰(プロフ) - りぃさん» あけましておめでとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます!頑張ります!! (2020年1月1日 2時) (レス) id: bd10c4264a (このIDを非表示/違反報告)
りぃ - あけましておめでとうございます!!これからも更新頑張ってください!応援しています!! (2020年1月1日 0時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)
有汰(プロフ) - りぃさん» そんなっ理想の小説だなんて……(照)笑。ほんとにありがとうございます!頑張ります。まだまだ続くのでどうかよろしくお願いします! (2019年12月30日 10時) (レス) id: bd10c4264a (このIDを非表示/違反報告)
有汰(プロフ) - はなさん» 初コメありがとうございます!切ない感じが好きで頑張ってやってみてますが、やっぱり難しくて苦戦中です笑ありがとうございます!頑張ります! (2019年12月30日 10時) (レス) id: bd10c4264a (このIDを非表示/違反報告)
りぃ - 初めから読ませてもらいました。まさに理想の小説です!更新頑張ってくださいね!! (2019年12月30日 0時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:有汰 | 作成日時:2019年12月2日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。