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これから「鬼壱」から威都紀の「威」を使いセリフを書かせていただきます
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威「…これでいいだろう」
手当が終わった
『ありがとう…ございます。』
威「敬語なんていらない。気軽に話してくれれば構わない」
気軽にって、言われても
『あの、私なんのために』
ここに私がいること、鬼の前なのに生きているということはなんなのか問うた
鬼…威都紀さんは俯いて話し始めた
威「…俺には人間の頃の記憶がある。人間の頃、俺はただの町人だった。俺には恋仲の関係の女性がいた。もう、何十年も前だ。夫婦になる約束までしていた。だがある日、俺は山に山菜など採りに行った帰り崖から落ちた。これは死ぬかもしれないそう思った時、あのお方に助けられた。『まだ生きたいか』と聞かれたんだ」
あのお方とはきっと鬼舞辻無惨のことだろう
威「…生きたいに決まっている。そう答えたんだ。そしたらあのお方の血を飲まされた。すごく苦しんだのを覚えている…気がついた時にはあのお方はいなくなっていた。生き返ったと思った俺は、直ぐに帰った」
"その時、俺は自分が鬼だと思っていなかった"
"俺は家に帰ったら彼女を食べてしまったんだ"
威「気がついたのは水に映る鬼の姿の自分を見た時だった。その時に我に返って、彼女の死体を食べたのに気づいた。俺はなんてことをしたんだ。絶望した。こんなことになるなんて思っていなかったから。」
彼は悲しそうな顔をして私を見つめた
威「今ではあのお方の元にいるのが俺も不思議で仕方ない。俺は、彼女を食べてしまってから、今まで人間を食べることはほとんどしなくなった。鬼殺隊に怪我をさせてしまっているが、死なせたりはしていないはずだ。人間を食べない代わり長く眠ることが多々あるが…」
そう言えば、私たちが来た時怪我を負った隊員は沢山いたけど、死んでしまっている隊員は見かけなかった気がする
『でも、あのとき…私を連れていく時。貴方は、付いていくなら、これから人を食ったり殺したりしないって…』
威「そうでも言わないと、君は来てくれないと思ったから」
眉が下がったまま優しく笑った
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有汰(プロフ) - りぃさん» あけましておめでとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます!頑張ります!! (2020年1月1日 2時) (レス) id: bd10c4264a (このIDを非表示/違反報告)
りぃ - あけましておめでとうございます!!これからも更新頑張ってください!応援しています!! (2020年1月1日 0時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)
有汰(プロフ) - りぃさん» そんなっ理想の小説だなんて……(照)笑。ほんとにありがとうございます!頑張ります。まだまだ続くのでどうかよろしくお願いします! (2019年12月30日 10時) (レス) id: bd10c4264a (このIDを非表示/違反報告)
有汰(プロフ) - はなさん» 初コメありがとうございます!切ない感じが好きで頑張ってやってみてますが、やっぱり難しくて苦戦中です笑ありがとうございます!頑張ります! (2019年12月30日 10時) (レス) id: bd10c4264a (このIDを非表示/違反報告)
りぃ - 初めから読ませてもらいました。まさに理想の小説です!更新頑張ってくださいね!! (2019年12月30日 0時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:有汰 | 作成日時:2019年12月2日 7時