風柱の愛した人は鬼に連れてかれて鬼と婚約したらしい

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『空の呼吸っ』









何やってもほとんど効かないっ…









これ上弦なんじゃないかってくらい強い









流石に柱でも命を落とし兼ねない









鬼壱｢時空瞬月(じくうしゅんげつ)｣









ボォッ









鬼が消えた









『…え、今何が』









シュッ









『っ！？』






腹部に激痛が走った









やられた…？いつの間に…









実｢おいっ！｣









私は膝から崩れ落ちた









血が止まらない









これも血鬼術なのか









『っ…気をつけてっ！…この鬼は瞬間的に時空を止める！』









実｢っ！おいおい…厄介じゃねぇか｣









鬼壱｢…｣









鬼は私の目の前に立っている









このまま殺されるのか









そう思っていたのに









鬼壱｢…すまない｣









小さな声で鬼はそういったような気がした









鬼｢…時空瞬月｣









ボォッ









実｢…っ…くっ…そ…｣









『さ…実弥っ！！』









実弥がやられた









『なぜ先に私を殺さないっ！』






私は鬼に向かって言った








鬼は何も言わない









実弥は体は血だらけで間もなく倒れた







鬼は私の目の前にいたはずなのに、実弥の前に立っている








『やめてお願いっ！殺すなら私から殺して！』









実弥は動かない







『実弥！おきてっ柱でしょ！！』









私も意識が朦朧としてきている。









鬼壱｢…愛しているのか｣









急になんなんだ









『…だから…なに、よ…』









鬼壱｢… お前が俺と一緒に来れば、これから人を喰ったり殺したりしないと誓おう。こいつも、殺さない｣









『どう…いうこと…？』








何を言ってるの…








鬼壱｢一緒に来るか、こいつが殺させるのを見るか｣









鬼殺隊とはいえ、仲間や愛する人が殺されるのを守れもせず、見るだけなんてできるはずがない。









…何をされるか分からないけど、前者を選ぶ









鬼壱｢そうか、｣

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