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玄「そんな…みんなで戦えばきっと!」
『柱の実弥でも適わなかった鬼よ?柱以下の隊員含めみんなで戦ったところで、命を無駄にしてしまうだけだよ』
玄「…」
玄弥くんはこれ以上何も言わなくなってしまった
『…ごめんね、玄弥くんのお姉さんになれなくて。玄弥くんのお姉さんになりたかったなー。なんて』
えへへ
と笑って
私より背の高い玄弥くんの頭を撫でた
すると握られていた手がゆっくりと離される
この時、なんだか凄く胸が締め付けられてじわじわと目が熱くなるのを感じた
玄弥くんに気づかれないように下を向いて
『…じゃあね。これで本当にさよなら。玄弥くん元気でね』
私は複雑な大きな森へ向かって走った
途中で振り向くと玄弥くんはあの場で突っ立ったまま動いていなかった
もう追いかけては来なかった
視界が歪む
私はまた向かう方へ顔を戻し走る
玄「ぜったい!また見つけだします!!!逃げてもっ…また見つけます!!…俺のねぇちゃんになってほしいから!!」
『っ…はぁ…うぅ…やめっ…うあぁっ…』
微かに聞こえた玄弥くんの声に涙はさらに溢れ出し
拭っても拭っても
涙は止まってくれなかった
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有汰(プロフ) - りぃさん» あけましておめでとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます!頑張ります!! (2020年1月1日 2時) (レス) id: bd10c4264a (このIDを非表示/違反報告)
りぃ - あけましておめでとうございます!!これからも更新頑張ってください!応援しています!! (2020年1月1日 0時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)
有汰(プロフ) - りぃさん» そんなっ理想の小説だなんて……(照)笑。ほんとにありがとうございます!頑張ります。まだまだ続くのでどうかよろしくお願いします! (2019年12月30日 10時) (レス) id: bd10c4264a (このIDを非表示/違反報告)
有汰(プロフ) - はなさん» 初コメありがとうございます!切ない感じが好きで頑張ってやってみてますが、やっぱり難しくて苦戦中です笑ありがとうございます!頑張ります! (2019年12月30日 10時) (レス) id: bd10c4264a (このIDを非表示/違反報告)
りぃ - 初めから読ませてもらいました。まさに理想の小説です!更新頑張ってくださいね!! (2019年12月30日 0時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:有汰 | 作成日時:2019年12月2日 7時