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多「話は以上です。産まれてからもサポートはするので完全に覚えなくても大丈夫ですからね」
多手元さんはたくさんの本を閉じてテーブルの隅に積む
多「これ置いていきますね。それじゃあ、今日はもうゆっくりしてくださいね。」
そう言って多手元さんは部屋を出て行った。
ガチャ、ジーッとロックのかかる音がするのを見て私はベッドに横になった
『はぁ、ちょっと疲れた』
白い天井が視界いっぱいに広がる
『シミ…』
多手元さんの言っていた"シミ"。
あれはあくまでも多手元さんの表現であって、でも考え方は間違ってないと感じた
彼も、燈矢も同じようにシミが大きくなって抱えきれなくなって…
『…』
私はいつも身につけている紙切れを取り出す
〈愛するラプンツェルへ。大泥棒より〉
彼の綺麗とは言えない字を左手で光にかざして、私の左薬指に光るシルバーリングを見つめる。
『燈矢、怪我してないかな。元気かな。』
外の状況は、分からない。目良さんにでも会えば分かるのだが、今日は来る予定はなさそうで
『…おっ？』
ポコっと赤ちゃんがお腹を蹴る感覚があった
私は大きくなったお腹を優しく撫でる
ブーッと携帯のバイブレーションが続く
画面を見ると父から
『もしもし？どうしたん』
父「大丈夫か？着いたって連絡したのにずっと返って来ないから」
『ごめん、助産師さんと話してた』
たった1時間程空けていただけなのに、ものすごい心配性な父は電話をかけたのだという
『心配し過ぎだよ。私がヒーロー活動してた時より心配してるじゃん』
父「心配するよ！ヒーロー活動してた時も心配してたけど我慢してたんだ！」
『もぉー、言ったでしょ？ヒーロー活動してた時より安全だよって』
父「でも父さん心配なんだ。」
重い彼氏かよ。そう思いながらも、心配する父に感謝する
多手元さんの話していた"彼女"は絶縁関係になって、独りになっても、誰も来てくれなかった
それなのに私は、泣いてくれるくらい心配する家族がいる。
『…父さん、ありがとう』
心配する声に私は父にそう言った
父「ど、どうした」
父は話してる途中に急に言われたため、動揺した声を上げた
『ふふっ、ごめんなんでもない笑』
そう言うが気になるようで、私は多手元さんが話してくれた事を父にも話をした
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有汰(プロフ) - lokilokiさん» ええええええ！！いやいや！超馬鹿です！！なんか嬉しい！ありがとうございます！！嬉泣 (2023年2月19日 16時) (
レス) @page35 id: b91b798f5a (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - 面白すぎる!!貴方は天才ですか⁉ (2023年2月18日 23時) (レス) @page33 id: 1aee02cf1e (このIDを非表示/違反報告)
有汰(プロフ) - たまごおいしいさん» ありがとうございます！！泣。ご期待に添えるように頑張りたいと思います！！！ (2023年2月14日 19時) (レス) @page31 id: b91b798f5a (このIDを非表示/違反報告)
たまごおいしい - つ…続きがすごく気になります。私の推しなのでとても嬉しいです。お身体に気をつけつつ頑張ってください。応援しています。 (2023年2月13日 0時) (レス) @page28 id: fe5976e051 (このIDを非表示/違反報告)
有汰(プロフ) - 霜凪さん» そんなっ！恐縮です…。(嬉泣)めっちゃ夢主ばっかりで申し訳ございません。頑張ります！ありがとうございますっ！！ (2023年2月1日 22時) (レス) @page20 id: b91b798f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有汰 | 作成日時：2023年1月22日 13時
