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『さむっ』
体を丸めて冷たい風に目を瞑る
「お迎えに上がりましたお姫様」
『…え』
"オヒメサマ"その言葉にまさかと目を開けると
『…目良さん』
目良さんはニヤリと笑って目の前に立っていた
呆然、心臓がバクバクと脈打つ
「…すみませんこんなに驚かれるとは思ってなかったです」
『び、びっくりしました。まさかと思ったら…お姫様っていうのやめてください…』
心臓に悪い
そう言うと目良さんは
「さぁ、寒いので車に乗ってしまいましょう」
車のドアを開けてくれる
私は車椅子から車に乗り換え。荷物は私の空いている隣に乗せられた
ピピッとドアが閉まる
閉まるとわたしは窓を開ける
『父さん。家ついたら連絡してね』
父「Aも着いたら連絡しなさい。絶対だからな！」
『分かった分かった笑。お父さんも転ばないように帰ってね時間に余裕出来たんだから』
父「父さんは転ばない！」
時間は8時45分。15分も早まれば父は新幹線に急がずに済む。
怪我もせずに帰れるだろう。と私は一安心
父は15分早まった時間を、私といられないことに少し寂しがっていた
目「そろそろ出します。いいですか？」
目良さんは助手席に座っていて、目良さんの目は後ろにいる私に向けられた
『はい。お願いします。じゃあまたね父さん。翼とかおじいちゃんおばあちゃんにもよろしくね』
父「娘をお願いします。わかった！みんなに言っとくからなっ」
車が出て、少しずつ距離が遠くなる父を、姿か見えなくなるまで見ていた
父は大きく手を振り、私も窓から手を出して手を振った
目「そろそろあの病院の表門の前を通ります。人目につくので窓を閉めてください。」
角を曲がって父が見えなくなって直ぐに窓を閉めた
ガヤガヤと声が聞こえ始める
病院の前を通る。人集りは会見の前よりは少なく見えるが、それでも多い
後ろの窓はフルスモークになっているため、見えないのだが。
チラチラと私の乗る車に目を向ける人たちが見えた
そのまま車は病院の前を通り抜けると人は1人もいない道になった。
『酷い…』
病院を抜けると、私の知っている街が、知らない街のように変わっていることに気づいた
荒んだ廃墟のような、そんな街が見えて苦しくなった
窓から見える外の景色を眺めながら、公安の建物に向かった
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有汰(プロフ) - lokilokiさん» ええええええ！！いやいや！超馬鹿です！！なんか嬉しい！ありがとうございます！！嬉泣 (2023年2月19日 16時) (
レス) @page35 id: b91b798f5a (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - 面白すぎる!!貴方は天才ですか⁉ (2023年2月18日 23時) (レス) @page33 id: 1aee02cf1e (このIDを非表示/違反報告)
有汰(プロフ) - たまごおいしいさん» ありがとうございます！！泣。ご期待に添えるように頑張りたいと思います！！！ (2023年2月14日 19時) (レス) @page31 id: b91b798f5a (このIDを非表示/違反報告)
たまごおいしい - つ…続きがすごく気になります。私の推しなのでとても嬉しいです。お身体に気をつけつつ頑張ってください。応援しています。 (2023年2月13日 0時) (レス) @page28 id: fe5976e051 (このIDを非表示/違反報告)
有汰(プロフ) - 霜凪さん» そんなっ！恐縮です…。(嬉泣)めっちゃ夢主ばっかりで申し訳ございません。頑張ります！ありがとうございますっ！！ (2023年2月1日 22時) (レス) @page20 id: b91b798f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有汰 | 作成日時：2023年1月22日 13時
