宇髄天元には妹がいます弐（遊郭編） (ページ8)

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五十五話ページ8

少し遅れて屋根の上でまつ兄の所に急ぐ
天元｢遅かったな何かあったのか？｣

『いや…気になる話を聞いたからそれをおっていたら
遅くなった』

天元｢気になる話？なんだそりゃ？｣
遊郭の人に聞いた立て付けに行方不明になっている女性の
噂話を兄に話す

天元｢なるほどな…鬼の仕業だと思っていい
だがそこまで噂が経つようになったにも関わらず
鬼の気配がハッキリしねぇ｣

『確かに噂になるぐらい女性が死んだり行方不明になっている…ってことは日に日に増えている
まさかここに巣食っている鬼…』

天元｢その考えは頭に入れておけよ？
もし上弦の鬼の場合ド派手な殺し合いになるかもだからな｣
兄の言葉に息を飲み込む
もし上弦の鬼と戦うことになれば
ここにいる大勢の人達が被害にあうだろう

嫌な汗が頬を通る
天元｢昔小せぇお前とあいつらと話したこと覚えてるか？｣
兄は真剣な目でこっちを見ていた

小さい頃？あいつらっと言うのは嫁さん達のこと
5人で話したということは
僕が鬼殺隊に入る前の事
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ある快晴の日のこと
雛鶴須磨まきを 3人と小さかった頃の僕と兄

兄から話があると外に呼び出された
天元｢自分の命のことを考えろ他の何を置いてもまず俺の所へ戻れ任務遂行より命こんな生業で言ってることちぐはぐになるが問題ない俺が許す

俺は派手にハッキリと命の順序を決めている
まずお前ら4人次に堅気の人間たちそして俺だ｣

嫁さん達3人は何を言ってるのか分からないっと言う顔をしている
天元｢鬼殺隊である以上当然のほとんと地味に生きている一般人も守るが派手にぶっちゃけると俺お前たちの方が大事だから死ぬなよ？｣
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当時の僕は兄がどういうこと意味で
鬼殺隊の話を僕にも聞かせたのか分からなかった

でも今覚えば
兄が僕が鬼殺隊の道を行くことを分かっていたんだろう

『頭に入れとく』

それから
ある大事が遊郭に起こった
お三津と言う女将さんが高いところから落ちて亡くなったらしい

駆けつけた時には遅く
人が群がっていた
亡くなった女将さんの様子を遠くから見たが
高いところから落ちたと言っていたが
天井に登って落ちたのか？
いやそれにしては派手に血が飛び散っている

この血の量ならもっと高いところから…
自然と拳に力が入る

なぜもっと早く来れなかった
助けれたかもしれないのに
さっきより力を入れた拳を
誰かが優しく握ってくれた

？？？｢そんなに握ったら血がでますよ？｣