______Ｓな兄（kento.n）

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夕食が終わって、





自分の部屋に案内される。








健人くんに案内されて来たのは、



階段を上ってすぐの部屋。






入ってみると、クローゼットとベッドはもう置かれていた。





『明日か明後日ぐらいには荷物届くと思うから、

今日はこの状態だけどいいかな？』






｢は、はい！大丈夫です！｣







『俺の部屋はAちゃんの隣だから、


気になることがあったらいつでも呼んでね！』





｢健人くんの隣の部屋…ですか…。｣




『あ！そうそう、呼び方。


もう家族なんだから“健人くん”じゃなくて、


“お兄ちゃん”でいいよ！』





｢へえっ！？お兄ちゃん、ですか！？｣





『びっくりしすぎでしょ〜(笑)


俺もこれから“A”って呼ぶね。』







どうしよう、健人くんのことをお兄ちゃん呼び？




そして私のことをよびすて？




もうよびすてされた瞬間時間止まったよ((







１人であたふたしていると、




『何してんの(笑)面白いねAは。』







またよびすてされて、からだが熱くなる。







そして、微笑みながら頭をポンポンっと撫でられた。







この頭洗いたくないよ……。








『とりあえず、今日は忙しかったから


もう寝たほうがいいよ。』




｢あ、ありがとうございますお兄ちゃん…。｣







『あ、敬語もやめようね(笑)』






｢え、あ…うん…(笑)｣








ちょっとおもしろくてクスッと笑うと、



“やっと笑ってくれた〜”と嬉しそうにガッツポーズをとるお兄ちゃん。




やっぱりテレビで見てるのと同じでかわいい…！！








お兄ちゃんが部屋から出てからも、


まだ少し火照っていた。






よし、今日はもう寝よう。




そう決めて、ベッドにダイブした。



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