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『はあっ…はあっ…』
息を切らして、エレベーターの中に入ってくる。
何を急いでいたんだろう。
『おい、』
「ん?」
話しかけられ、視線をお兄ちゃんの方へ向ける。
『帰るなら、俺に連絡しろ。』
「はい?」
なんでお兄ちゃんに連絡しなきゃけないの?
別に自分のことだし普通に帰ってよくない?
やっぱり意味わかんない。
『勝手に帰ろうとするなんて、100年早い。』
「いいじゃん、帰るくらい」
『口ごたえするのか?俺に。』
「……。」
お兄ちゃんと話してても、
終わりが見えない。
結局は私が折れるしかないわけで。
すると、目の前にお兄ちゃんの顔が現れた。
「えっ?」
何かと思うと、どんどん顔が近づいてくる。
え、ここで何かする気?
エレベーターの中だよ?監視カメラとかついてるんじゃないの?
怖い、というのと同時にまた何かされるのかなって待っている自分もいて。
自然と目を閉じていた。
____________シーン。
ん?…何も起きてない?
すると急に、頬に何かが触れて
ゆっくりと目を開けてみる。
頬にあったのは、お兄ちゃんの手。
『ゴミついてた。』
そういって、手についたゴミを見せる。
なんだ、ゴミがついてただけか……。
シュンとなって下を向いていると、
『なに、キスでもするかと思ったの?
エレベーターに乗って、そういうの期待しちゃうなんて
やっぱり変態だな。』
丁度エレベーターが1階につき、ふふっと笑顔を見せて
そのまま降りていった。
………期待してたのバレてんじゃん。
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レタス - めっちゃキュンキュンしてます! (2017年8月26日 13時) (レス) id: 938a291790 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーなろ。(プロフ) - 未来さん» ありがとうございます!頑張ります!( ˙˘˙ ) (2017年3月12日 22時) (レス) id: 666d0aa40a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーなろ。(プロフ) - すずかさん» コメントありがとうございます!健人くん必死です(笑) (2017年3月12日 22時) (レス) id: 666d0aa40a (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 更新楽しみにしてます。頑張ってください。 (2017年3月9日 0時) (レス) id: ba52d35a2a (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - やーばいっ!いい!健人くん必死 (2017年3月5日 23時) (レス) id: e665b66f41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーなろ。 | 作成日時:2017年1月4日 20時