______Ｓな兄（kento.n）

（38） ページ38

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大好きなSexy Zoneのメンバーに囲まれて


完全に焦ってる私。






マ『ねぇねぇ！名前なーに？』



｢えっ！あ、えっと…私は…｣







『それ、俺の妹。』







声が聞こえる方を向くと、





見慣れた姿が。








風『あ、中島の妹ってこの子だったのね。』





勝『へぇ〜、でもなんで来てるの？』





『俺が家に台本忘れてたから、

持ってきてもらったんだよ。』





聡『え！わざわざ持ってきてくれたの！？


めっちゃいい子じゃん〜！』







目をキラキラさせながら、


私の方を見てくる聡くん。





あぁ、こんな近距離でこのかわいい目を見たら


もう私おかしくなりそうです。






『あ、みんなに紹介しないとな』




そう言って、私の肩に手を置く。





『この子が俺の妹のA。』



｢よ、よろしくお願いします…。｣






風『うぃーーっす。』





メンバーにも紹介され、


なんだか今更だが私は中島健人の妹なんだ、と


やっと理解した。







聡『あ、そろそろ健人くん撮影始まるんじゃない？』





『あ、ほんとだな。じゃあ俺、行ってくる。』




マ『いってらっしゃーい！』






いつもの爽やか笑顔で、この場から離れたお兄ちゃん。




よし、私もそろそろ帰ろうかな。






｢じゃあ、私もこのへんで…｣





勝『えっ、もう帰るの？



どうせだったら健人くんが仕事してるとこ見ていけば？』






｢え？いいんですか？そんなことして…｣





風『中島が大丈夫だったら、いいと思うよ


まあ、あいつのことだからむしろいたら喜ぶだろうけどな』





｢喜ぶ…？｣






勝『だって、健人くんいっつも嬉しそうに話してるよAちゃんのこと』





｢え……っ？｣







…有り得ない、あのお兄ちゃんがそんなこと。




私のことを話してるなんて、

そんなことするだろうか？







でも、もしそれが本当なら








ちょっと嬉しいかも。






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