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____________ギシッ…








恐る恐るドアを開けてみると、







ソファに寝っ転がって、寝ているお兄ちゃんが。









これはチャンスだ、今ならいける。






足音をたてないように、ゆっくりリビングに入ると







『おい、』






後ろからあの低い声が聞こえる。








ゆっくりと後ろを向くと、



ソファから起き上がっていたお兄ちゃんがいた。







『バレてないとでも思った?




階段降りてくる音、普通に聞こえたっての




ばーか。』








「…っく…ちくしょう…」






階段か、油断してた。







寝てたのになんで気づいてるんだよ!!








「…で、夕食ってどうするの。」







『あ、A作ってよ』






「え、私がするの?」






昔から母と2人だったから



料理はそこそこできるが、したくはない。



めんどくさいから。






嫌な顔を私がしてたのか、


すごい目で私を睨んでいるお兄ちゃん。





「…はいはい、やりますよ。」




とりあえずキッチンに向かった。








すると、なにか後ろに気配を感じて




振り向こうとしたら……






____________ギュッ






後ろからお兄ちゃんに抱きつかれた。





「…いや、あの進めないんだけど。」





料理しろって言っていてなんなの。



前にまわってきている手を解こうとしても、


やっぱりできなくて、


結局されるがままの状態。







『なにさっきから不満そうな顔してんの、




俺に作って欲しかったの?





それともなに?





Aのこと食べたいとか言うとでも思った?』







意地悪く微笑むその顔。




やっぱりアイドルだから、そういうこと言うと


様になってて


ちょっとでもドキッとした自分を憎む。







『Aってやっぱり変態だな、』






「そんなんじゃないし!!」






『あ、反抗した〜それわざと?』





そう言いながらまた近づいてくる顔。




少しでもドキドキしてしまう自分の心、どっかいけ。






1人でそう思いながら、




「もう!今から料理するんだから!



そっち座って待っといてよ!」







そう言い放つと、



大人しく“はーい”と返事をして



ソファに戻っていった。





この生活に慣れるのは時間がかかりそうだ。



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設定タグ:中島健人 , SexyZone   
作品ジャンル:恋愛
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レタス - めっちゃキュンキュンしてます! (2017年8月26日 13時) (レス) id: 938a291790 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーなろ。(プロフ) - 未来さん» ありがとうございます!頑張ります!( ˙˘˙ ) (2017年3月12日 22時) (レス) id: 666d0aa40a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーなろ。(プロフ) - すずかさん» コメントありがとうございます!健人くん必死です(笑) (2017年3月12日 22時) (レス) id: 666d0aa40a (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 更新楽しみにしてます。頑張ってください。 (2017年3月9日 0時) (レス) id: ba52d35a2a (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - やーばいっ!いい!健人くん必死 (2017年3月5日 23時) (レス) id: e665b66f41 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆーなろ。 | 作成日時:2017年1月4日 20時

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