______Ｓな兄（kento.n）

（2） ページ2

．









______引っ越し当日。








母と2人で車に乗り、



辿りついたのは、、、









｢え、まさかのここ？｣






母｢うん！そうよ〜｣







目の前には素晴らしい豪邸が。




いや、こんなとこに住むなんて聞いてないし。



どこの金持ち手に入れたんだよお母さん。






表札には“中島”の文字がある。




へぇ〜本当に中島さんって人なんだ。






お母さんが、インターホンを押すと




《おお！来てくれたんだね！よかった！どうぞ〜》






という声が聞こえて




さっきまで閉まっていた入口が開く。




庭には何故かビニールハウスがあって、



薔薇がちらっと見えた。





今どき、薔薇を家で育てる人いるんだ、、








玄関のドアまで行くと、




《いらっしゃーい！待ってたよ。》





出てきたのは、お母さんと同い年くらいの男の人。







ああ、この人が私のお父さんになるのか〜。








リビングに案内され、ソファに腰掛ける。





《君がAちゃんだね？話で聞いてたけどかわいい子だね〜》






｢えっ、あ、ありがとうございます、、｣






会ってすぐに褒めるって何事、なかなかの人だな。







母｢もう、こんな豪邸に住んでもいいの？私たちまで。｣






《もちろんだよ！もう家族なんだから一緒に住まなくちゃね。》







本当にこの家に住むんだ。この豪邸に。



私、お嬢様にでもなるのだろうか。







そんなことを考えていると、








？『ただいま〜』






玄関から声が聞こえた。






ん？この声どこがで聞いたことあるような、、

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