白昼堂々セクハラですか。【BTS】 (ページ6)

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隣から視線を感じながらの昼休み突入。がっと腕を掴まれたかと思えば焦った顔したテヒョンさんが私を見つめていて。なんか目がやばいですよ、いつでも人殺しそうな人の目してますよ。

TH「これからっ、絶対にAちゃん傷つけないから…あの女のことは気にしなくて良いよ。」

『…別に、私は大丈夫です。』
TH「でもっ、ほっぺ腫れてるし、」
『あーはいはい…心配してくれて嬉しいです。」

決して荒れていないさらさらの髪を撫でるとテヒョンさんは私をきつく抱きしめてきた。おいおい、香水臭いぞ。鼻詰まるわ、マスクしてて良かった。それでもマスク貫通するほどの香水臭さって一回研究した方がいいんじゃない。

TH「……ねぇ、Aちゃん」
『なんですか』

TH「…マジで一発俺とヤらな」
『やらないです死んで下さい』

あり得ねぇ…本当にこれが女子高校生に言うことなのか、なんて思いながら近づいて来る化け物級に整った顔を止めるために肩を抑えていると後ろから聞こえていた声に顔を向けた。

「あ、お前がA？」

『………はい？』
TH「…は！？」

そこに居たのはそれはそれは美形で色白な男子で。神秘的すぎかよ。妖精じゃん、なんて思いながらテヒョンさんを見ると驚いたように目を見開いてる姿が見えてアホヅラ過ぎて危うく笑いそうになった。

「俺３年のミンユンギ。ねぇ、お前実は処女？」

『……はは』

嗚呼、神様。私は何か前世で悪いことをいたしましたでしょうか。

私には分かりません。何故初対面の女の子に「お前実は処女？」なんで聞けるのでしょうか。

TH「っ……ユンギヒョン！！！」

そう叫ぶテヒョンさんの目の前で、

こいつの顔面を蹴り飛ばしてやろうかと思うほど静かに思う水曜日の昼。