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翌日の放課後、硝子たち3人と夜蛾ちゃんに囲まれながら桜の木の下にいた。
花びらはほとんど散ってしまっていた。
五条「流れで着いてきたけど何すんの。」
家入「さあ。」
『今から華佗涅家で高専入学者がいる度に代々行われてきた呪力の付与をするの。久しぶりらしいよ。
華佗涅家の相伝の術式は決まってるわけじゃないけど、どの術式も呪力の付与が基本になってる。
私が何かに対して呪力を付与して爆発させるみたいに。』
夏油「そうなのか。」
歴代の華佗涅家の術師の中には尽きることのない呪力を対術師に流し込んでサポートに徹した人もいたと聞いた。まぁ呪力が尽きないのは天与呪縛が関係してたらしいけど。
『で、高専が出来て最初の入学者だったその時の当主がこの桜の木を植えて呪力を付与したんだって。
だからこの桜の木は華佗涅家が呪力を定期的に付与し続ければ枯れることはない。
今からするのはこの桜の木を枯らさないための呪力の付与。』
五条「だからここ通るたび人居ねぇのに呪力感じてたのかよ。」
夏油「そうらしいな。私も不思議に思っていたんだ。」
『へぇ、五条家なら知ってると思ってた。』
まぁ、当たり前か。華佗涅家と五条家が同タイミングで入学したことなんて無いだろうし、御三家でも何でもない家系が五条家の視界になんて入らないだろうな。
夜蛾「そろそろ始めてくれ。枯れる前に。」
目の前の桜の木は呪力が底を尽きたのか急に枯れ始めた。
『あ、やば。』
桜の幹に両手を当てる。軽く深呼吸をし呪力を付与する。すぐに枯れてしまわないよう大量に、術式を発動しないよう慎重に。
体の中で呪力を常に構築し続ける私は大量に呪力を流そうと呪力が尽きることはない。
そういう天与呪縛を持って生まれた。
相伝の書物に綴られていた時間通り呪力を流し終わると枯れ始めていたのが嘘だったかのように緑を青々と茂らせていた。
家入「うわ、すげー。」
『大事な桜の木が受動喫煙しちゃうんでタバコ吸うのやめてもらえます？硝子さん。』
家入「Aが買ったんですけど。」
そうだった昨日買ったわタバコ。連れ出したお礼にタバコ買ってあげたんだった。
夜蛾「教師の前で堂々と吸うんじゃない。」
そう言って夜蛾ちゃんは校舎に戻ってった。
取り上げていかないとこ教師じゃないと思う。
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ビー玉(プロフ) - とろさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりました(泣)お褒めの言葉本当に嬉しいです頑張らせていただきます☺️ (2022年2月8日 2時) (
レス) id: ed5aabd966 (このIDを非表示/違反報告)
ビー玉(プロフ) - chiaki0708さん» コメントありがとうございます！返信遅くなりました(泣)作者自身も後から見直し驚いております(笑)少し優しく書きすぎました😂 (2022年2月8日 2時) (レス) id: ed5aabd966 (このIDを非表示/違反報告)
ビー玉(プロフ) - ろさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりました(泣)ストレートな愛のお言葉受け取りました！☺️ (2022年2月8日 2時) (レス) id: ed5aabd966 (このIDを非表示/違反報告)
ビー玉(プロフ) - トキさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりました(泣)「禪院直哉が優しい世界線」という事で暖かい目でご覧いただけたら嬉しいです(笑) (2022年2月8日 2時) (レス) id: ed5aabd966 (このIDを非表示/違反報告)
ビー玉(プロフ) - のむさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりました(泣)応援のお言葉とても有難いです🥲頑張らせていただきます！ (2022年2月8日 2時) (レス) id: ed5aabd966 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビー玉 | 作成日時：2021年5月5日 21時
