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忠義side


考えても不安が無くなる訳じゃない。


Aの笑顔とエコー写真を見てたらそう思えた。

｢あとは、、、無事に生まれてくるだけやね｣
Aはお腹を撫でながらボソッと言うた。


"だけやね"なんて


そんな簡単じゃないことはAが1番分かってる。

だからこそ言わないようにしてた言葉を

Aは普通の顔して言うた。


丸ちゃんはなんて言うたらええのか分からん顔してる。


俺はAの手を握った。

気持ちが伝わったのか

Aは握り返してくれた。


何を言っても何をしても

力になれへんことばっかりやな。

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作者名：N | 作成日時：2017年11月10日 21時

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