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照 side
翔太が撮ってる間休憩になったので
羽菜ちゃんの様子を見に部屋に入ると
起きて1人で遊んでいた。
慣れてくれたのか
さっきの固まってた羽菜ちゃんではなく
俺を見るなり
ニコニコしながら歩いて来てくれた。
抱っこ!と言わんばかりの顔をされ抱っこした。
なんかほんと、、、思い出すなぁ
Aと初めて会ってから仲良くなるまでのこと。
人見知りだけど人懐っこい。
しばらく羽菜ちゃんといると
スマホが鳴った。
画面を見ると
Aから電話だ。
ひ『もしもし?』
『あ、もしもし?今大丈夫?』
ひ『大丈夫だよ』
『今羽菜といる?』
ひ『いるけど、、、なんで分かったの?』
『いや、スケジュール見て、、
何となくひーくんが見てくれてそうだなと思って。』
ひ『お前もエスパーなの?』
『ひーくん程では。』
ひ『お前な、、笑』
『あ、そうだ。テレビ電話にして』
ひ『うん』
『羽菜ー?』
Aの声に反応する羽菜ちゃん。
俺がスマホを指差すとキラキラした目になった。
凄いな、母の力って。
『あ、羽菜だ。ママだよー、
ひーくんと楽しんでる?
良かった良かった。
今日は機嫌いい日だな。
ママの分までパパのことお願いね、羽菜。
じゃ、ひーくん。よろしく』
ひ『おう。撮影頑張って』
『うん、ありがとう。じゃあね』
ひ『じゃあな』
寂しいのは自分のくせに
人の心配ばっかするんだなぁ、
ほんと、全然変わってない。
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作者名:N | 作成日時:2022年6月4日 23時