10人目の雪だるま。15(( W.Shota )) (ページ1)

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康二 side

今日からしばらく
しぃとは仕事では会わなくなる。

寂しいなぁ

って思ってるのが顔に出てまう。

｢絵に書いたような寂しい顔してるね｣

と半笑いでふっかさんに言われた。

こ｢ふっかさんは寂しないの？｣

ふ｢いや、そんなに。｣

こ｢冷たいやっちゃなぁ｣

ふ｢だって会えるもん、別に｣

こ｢そうやけど寂しいやん｣

ふ｢1回経験してるからかな、なんかドライなの｣

こ｢あぁ、そっか。阿部ちゃんで経験してんのか｣

ふ｢まぁ、寂しかったは寂しかったな｣

こ｢やろ？｣

ふ｢そういえばAが阿部ちゃんにさ
戻ってこなかったら嫌いになるって言ってた。笑｣

こ｢そうなん？｣

近くにおった阿部ちゃんに聞いた。

あ｢えっ何が？｣

ふ｢阿部ちゃんが活動休止する時に
Aが戻ってこなかったら嫌いになるって言ったの｣

あ｢あぁ、それね。言われたなぁ、笑
マジの顔して言うから怖かった｣

ふ｢でも一番背中押してたよね、阿部ちゃんの活動休止｣

あ｢うん、物凄い救われた｣

こ｢そうなんや｣

あ｢でも寂しい！みたいな。末っ子感凄かった。笑｣

こ｢そんな時があったんやな｣

ふ｢今もそんな変わらないけどね｣

俺はしぃのジャニーズとしての人生を

全部知ってる訳では無い。

断片的にしか聞いたことないし。

でも、

今日という日を迎えるまで

沢山の笑顔と涙とともに

目まぐるしく過ごしてきたジャニーズ人生に

一旦終止符を打つ。

それがどんなに大きなことなのか

俺らにはよく分かる。