10人目の雪だるま。3 (( W.Shota ))

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ラウール side


俺にとってしーちゃんは


お姉ちゃんであり



大切な人。



その感情が何なのか


自分でもよく分かってない。



ただ何となく


明確に分かってる2人が



なんだか羨ましい。




｢あ、ラウ！やっと来たー｣

ラ｢そんなテンション上がる？｣

｢だって、、、ラウは
マイナスイオンを放ってるから｣

ラ｢そうなの？｣

｢癒されるー｣

ラ｢俺も癒されるー｣


と抱き着きあっていると
取材が始まって離れたのに


しーちゃんは俺の手を繋いだ。


編｢お二人仲良いですね｣

｢我が天使ですから｣

ラ｢しーちゃんはファンなの？｣

｢そうだよ、ラウ担｣

ラ｢まぁ、俺もA担だけどね｣

｢やったー｣

編｢お二人は7歳離れてますが
ジェネレーションギャップを感じ事はありますか？｣

｢ある？｣

ラ｢ない｣

｢ないらしいです｣

編｢皆さんと仲良くお話されてましたけど
ラウールくんといるとまた違う雰囲気ですね｣

｢そうですか？｣

編｢柔らかさが増してます｣

｢よかった｣




なんでしーちゃんはこんな優しいのだろう。



たまに疑問に思う。

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