10人目の雪だるま。2 (( W.Shota ))

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A side


− 辞めようとは思わなかったの？

｢ないですね。1度も｣

− ほかのメンバーは1度はあるって聞いたけど
Aちゃんはないんだ。

｢辞めていく人を見てると
どんなに仲良くても
自然とお互い連絡取らなくなるんです。
それを知ってるから私の中で
辞める＝メンバーと会えなくなるだったから
どうしてもそれは嫌で｣

− ヒーローなんだもんね。

｢はい！
虐められてたとき全力で守ってくれて
助けてくれた人達なので｣

− でも佐久間くんは
Aちゃんは昔から助けてくれるって言ってたよ

｢さっくんにそれ言われるの嬉しいな。
分かるんですよ、根が同じなので｣

− 今みたいじゃなかったってこと？

｢そうです。自分の気持ちとか思ったことを
全然言えない子でした。
だからかさっくんの顔みるだけで分かるようになって。｣

−2人とも凄い変わり様だね

｢さっくんは努力であぁなった人ですけど
私は中々。今でも苦手ですし。
でもめちゃくちゃ変わったと思います。
人見知りは直らないですけど｣

−デビューして行く後輩も沢山いて
焦ったことはあった？

｢なかったです。
みんなとなら絶対出来ると思ってたので。
でもみんなは私よりも年上だし
焦ってるのは分かってました。｣

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