10人目の雪だるま。1 (( W.Shota ))

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A side


このまま


普通に接してたら


自然と無かったことになるのかな。


好きな人にキスされて

嬉しかったのに、、



でもこの先もし発展したら

もうこんな風に一緒に居られないんだ。



そう思うと気づいたら涙が溢れてきて

キスしてしまった。



離れると翔太は抱きしめて言った。



｢俺、、、やっぱりお前が好きだ｣

翔太の震える声に


泣いてるんだって思った。



｢でも、、｣

し｢分かってる、メンバーだもんな。
言いたかっただけだから。｣



私達の間に


そんな気持ちがあっちゃいけない。



鼻をすする音がした。


これ以上壁が厚くなる前に言わなきゃ。



｢翔太｣

し｢ん？｣

｢嬉しかったよ、｣

し｢良かった、、。俺も嬉しかったよ｣

｢うん、、、｣


もうこういうことは

二度と出来ない。



話したわけじゃないのに

お互いそれを分かってて



苦しくて


悔しくて



涙が止まらない。

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