302 ページ2
数ヶ月後ー
A side
蓮は本番をこなす日々。
日菜はどんどん重くなってきた。
｢あ、Aちゃん。お久ー♪｣
と佐久間くんが急に来た。笑
もちろん事前にLINEはくれたけど
気軽に来すぎてる。
人んちをコンビニか何かだと思ってるのかな、笑
｢最近忙しいんじゃないの？｣
｢あー、まぁそうだね｣
｢私が言わんとしてること分かるよね？｣
｢うん、分かってるよ｣
佐久間くんはそう言いながら
｢日菜ちゃんまた一段と重くなったなぁ｣
と日菜を抱っこした。
｢佐久間くんは暇なの？｣
｢暇では無い｣
｢じゃあなんで？｣
｢いや、あの、めめの代わりに
渡したいものがあって｣
と佐久間くんは持ってきた封筒を私にくれた。
｢何？これ｣
｢中見ていいよ｣
恐る恐る中を見ると
滝沢歌舞伎のチケット。
｢いやいや、こういうの大丈夫！
自分で買わせて｣
｢いや、家族なんだからいいでしょ。
何よりさ、、めめの勇姿を見てあげて｣
そう言われるとぐうの音も出ない。
｢ほらほら、受け取って｣
と手に持たされた。
｢日菜ちゃんって今1歳と何ヶ月？｣
｢半年｣
｢そっかぁー、そんななるのか。
おっきくなったなぁ｣
｢さっくんよりは大っきいよ｣
｢そんなちっちゃくないよ！！
身長何センチだと思ってるの？｣
｢えっ15センチじゃないの？！｣
｢違うよ！そんな俺と身長変わらないじゃん｣
何気に初めてさっくんって呼んだな。笑
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 425人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
N(プロフ) - クリ坊さん» コメントありがとうございます！自己満で書いているので面白いのかな、と不安になることもあったのでそう言って頂けて嬉しいです。 (2021年5月22日 14時) (
レス) id: 3c3ba36437 (このIDを非表示/違反報告)
クリ坊(プロフ) - お話が終わってしまって寂しい気持ちもありますが、目黒くん・彼女・ひなちゃんがこれからも幸せに過ごしていくんだなというのが感じられました。素敵なお話を読ませていただき、ありがとうございました。 (2021年5月22日 13時) (レス) id: d448ea0d5c (このIDを非表示/違反報告)
クリ坊(プロフ) - 毎回楽しみに読んでいました。ここまでの長編を書くのはすごく大変だっただろうなと思います。その分、読み手としてはすごく楽しませていただきました。ありがとうございます。 (2021年5月22日 13時) (レス) id: d448ea0d5c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：N
| 作成日時：2021年4月8日 20時
