243 ページ43
A side
自分で書いた手紙なのに
読みながら泣きそうになってきた。
「蓮が空き時間に帰って来てくれる時
私が「パパ来たよ」って言うと
日菜が泣き止んだり
見たことないくらいの笑顔になったりします。
なんだか悔しいけどちゃんとパパって
認識してるんだなぁって思うと私まで嬉しいです。
昔話になりますが私は一つだけ
幼稚園の頃のことで覚えてることがあります。
遊ぼ、すら言えなくて一人で遊ぶ私と
蓮はよく一緒に遊んでくれましたね。
何回かそんなことが続き
私は蓮が友達の中から
抜けて来てくれてることに気づいて
「友達と遊ばなくていいの?」と聞きました。
その時なんて言ったか覚えてますか?」
蓮はしばらく考えて「分かんない」と言った。
「"Aと遊びたいから遊んでるの。"と
言ってくれました。
子供ながらに凄く嬉しかったのを覚えています。
私にとって蓮はいつでも駆けつけて
助けてくれるヒーローです。
それは今も変わりません。
長くなりそうなので最後になりますが、
どんだけ疲れても
帰ってきたいと思って貰えるように
妻として日々精進します。
これからもよろしくね。』
蓮の反応を見ようと顔を上げたら
ハグしてくれた。
564人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
N(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。して頂くこと自体は可能ですが、話の展開としてかけるかどうかは分からないです。 (2021年2月20日 21時) (レス) id: 3c3ba36437 (このIDを非表示/違反報告)
あい - リクエストってしてもよろしいですか? (2021年2月20日 13時) (レス) id: 21402c20e2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:N | 作成日時:2021年1月5日 23時