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A side
久々に来た駄菓子屋さんに
テンション上がってるとバカにしてくる蓮。
｢お前今何歳？｣
｢24｣
｢ラウールより年下みたいだよ、今んとこ｣
｢うるさい｣
大人買いしようと思って
カゴにこれでもかと入れてレジに行くと
奢ろうとしてくる蓮。
｢いや、駄菓子ぐらい買わせて｣
と言って断ると不服そうな顔をされた。
お互いお菓子を買って
車で食べることに。
｢蓮ってさ、家に駄菓子あるんでしょ？｣
｢えっなんで知ってんの？｣
｢テレビとかで聞いた｣
｢ファンか！｣
｢ファンだよ、、半分｣
｢ファンじゃないでしょうよ｣
｢いや、だから半分｣
｢なるほどね、｣
なんか恥ずかしくなる。
｢Aはさ、、俺がジャニーズになった時
どう思ったの？｣
｢今更それ聞く？｣
｢いや、そういえば聞いた事なかったなぁと思って｣
｢正直に言っていい？｣
｢うん、いいよ｣
心して言わなきゃいけない気がした。
｢ショックだった｣
蓮は何も言わず黙った。
｢入ってなかったら会えたのにって
ちょっと思っちゃったっていうか、、なんかごめん｣
｢全然、大丈夫｣
｢でも、お母さんは今もだけど
蓮の活躍を普通に応援しててさ。
こんなこと思ってるの良くないって思いつつも
全然受け入れられなくて。
いつだったかな、、、つい最近だったかもしれない、普通に蓮を観れるようになったの。｣
｢そうなんだ｣
｢でも、誤解しないで欲しいのは｣
私は蓮の目をしっかり見た。
｢デビューするって知った時は嬉しかったよ｣
と言うと蓮は嬉しそうに｢そっか｣と言った。
蓮の10年を
めちゃくちゃ応援してたよって
言えた方がいいのは分かってる。
否定するつもりなんか1ミリもない。
でも
私もこの10年
蓮にもう二度と会えない現実が
ずっと心にあった。
それを
何も無かったなんて思えない。
｢Aも色々あったんだね、この10年｣
｢まぁ、うん。話そうか？｣
｢今度でいい｣
いつか
笑って話せるだろうか。
私が蓮と疎遠になっていた時のことを。
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N(プロフ) - mikaさん» コメントして下さってありがとうございます。気が付かず、申し訳ございません。更新しておきます！ (2020年12月13日 14時) (
レス) id: 315d28e662 (このIDを非表示/違反報告)
mika(プロフ) - いつも拝見させていただいております。158話が抜けて更新されておりますのでお手隙の際にご確認をお願いします。 (2020年12月13日 12時) (レス) id: 04f4e5dc5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：N
| 作成日時：2020年12月9日 23時
