月がきれい。3 [ Ren.M ] (ページ41)

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蓮 side

｢ごめん、、｣
｢俺こそごめんね、余計なこと言って｣
｢そんな事ない｣

｢二人の問題だからめめに
言うつもりなかったんだけど
Aちゃんが寂しくないようにって
勝手に色々聞いてるうちに
"なんでめめ会ってあげないの？"って
思っちゃって、、｣
と言いながら俯くラウール。

｢お前どんだけ優しいの？｣
と言うと

ふふふと笑っていつものように照れた。

｢ふっかさーん｣
とラウールが呼ぶとふっかさんは振り向いた。

｢仲直りした？｣
｢したよ｣

｢良かった良かった｣
と満足気なふっかさん。

｢ふっかさんさ、、めっちゃかっこつけてたよね｣
｢かっこつけてないよ！｣
｢俺の肩をトントンしてきたもん｣
｢うーわっ！ふっかさんめっちゃ寒いことするやん｣
｢なんか俺が聞いてやるよ、みたいな顔してた｣
｢そんな顔してねぇよ！｣

ふっかさんを康二と弄ってると
それを聞きながら手を叩いて笑うラウール。

その笑顔を見て

もう誰も傷つけたくない、と思った。