今日:41 hit、昨日:65 hit、合計:344,760 hit
小｜中｜大
89 ページ39
蓮 side
お風呂から上がり
リビングに行くと美味しそうなご飯の匂いがする。
｢あ、めめ。もうちょいで出来るから待ってて。
髪の毛ちゃんと乾かしてきや｣
ドライヤーを差し出されて
髪の毛を乾かし終わると
リビングのテーブルに並んでるのは
どれもチーズが入った料理。
心配かけてしまったと思ったけど
しょっぴーの言葉を思い出して
ごめんって言いそうになったのを堪えた。
｢チーズばっかりだな｣
｢めめ好きやろ？｣
｢好きだけどさ、こんな作る？｣
｢文句言うんやったら食べんでええで｣
｢嘘嘘、いただきます｣
｢召し上がれ｣
1口食べると康二が凄い顔を見てくる。
｢どう？｣
｢めっちゃ美味しい｣
｢良かったー、｣
安心したのか嬉しそうな康二。
ご飯を食べ終わり、お皿を洗おうとすると
｢えっ洗ってくれんの？｣
とまた嬉しそうな顔をする康二。
｢うん、お礼に｣
｢ありがとう、｣
康二はそう言い洗濯機のところに行って
俺がさっきまで着てた服を持ってきた。
｢これ乾燥掛けたから畳んどくで｣
｢なんかめっちゃしてくれるね、康二って｣
｢恩返しやもん｣
｢恩返し？｣
｢ずっと東京来たばっかりの時送ってくれてたやろ？
その恩返し｣
｢そんなのいいのに｣
｢させてや、、あ、こんなんするからラウール来うへんなるんか、笑｣
｢俺も練習台にされてる？｣
｢してへんわ！｣
やっぱり、康二は笑わせてくれる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 466人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：N
| 作成日時：2020年10月11日 14時
