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蓮 side
頭の中でぐるぐる考えしまう。
自惚れてるだけなのかな、って。
Aは優しいから
ハグしてもカーディガン貸しても
嫌な顔一つしないんだって。
ほんとは何とも思ってないのかな、なんて。
｢蓮のこと、、、好きだよ。ずっと前から｣
と言ったAは真剣な顔をしてる。
｢正直不安はあるし、
何より蓮の将来の邪魔はしたくない。
だから、、しょっちゅう会えなくたっていいし
毎日じゃなくても連絡出来ればそれでいいし、、｣
呆れそうなほど出てくる我慢の言葉。
｢Aってほんと、、｣
｢何？｣
｢人のことばっかりだなぁ｣
｢だってめちゃくちゃ考えたんだもん、、｣
｢それはありがとう、｣
俺はAの手を握って
目を見た。
｢付き合って下さい｣
｢はい｣
Aの照れくさくて笑った顔は
俺がこれからも守りたい笑顔だ。
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作者名：N
| 作成日時：2020年8月31日 0時
