誓います。5 [ 緑∞ ] (ページ19)

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part7 ページ19

忠斗side

お風呂から上がり丸ちゃんが作ってくれた晩御飯を食べながらまだ続く話。

隆｢入院したりもしてて。それで大倉と出会ったんよ｣
忠斗｢へぇー｣
隆｢でもAちゃんにはずーっと、不安があって。それは何でしょう？｣
忠斗｢えー、、、心臓？｣
隆｢まぁ、それやからこその不安やねんけど、
、、正解は、赤ちゃんが産めるのか｣
忠斗｢それと関係あんの？｣
隆｢あんねん。赤ちゃんを産むってことはそれだけ心臓に負担がかかることでな、命にも関わることやねん｣

命に関わる、、、、

隆｢しかも、1人で買い物中に交通にも遭ってもうて。余計悪しててん｣
忠斗｢それもうっすら聞いた｣

隆｢だから、忠斗がAちゃんのお腹におるって分かった時、、、大倉から聞いた話やけどAちゃんは迷いなく｢産みたい｣って言うてんて｣
忠斗｢なんで？｣
隆｢それは昔、おばちゃん、いや忠斗からしたらおばあちゃんか。おばあちゃんから、｢産むかどうか迷ったとき純粋に自分がどうしたいのか考えてその将来の旦那さんに言うてみ｣って言われたらしくて。大倉にその話したら大倉は納得して、二人で乗り越えようって思ったんやって。｣

丸ちゃんは今まで見たことないぐらい真剣な顔をして俺を見た。

隆｢産むって決断してからの2人は、ほんまに不安と戦ってた。でも赤ちゃんに、忠斗に会いたくて。例え命に関わろうとそれだけは揺るがんかった。だから、、、忠斗を思う気持ちも人一倍強くて、怒るんよ。忠斗のためにって。まぁその気持ちがほんまの意味で分かるのは忠斗が親になってみな分からん。だから今分からんでもええ。けど、嫌いやない言うとこは分かったって｣

俺は頷いた。

そして

オカンとオトンに会いたくなった。